「アイツいなかったら、ちょっと仕事回んないな」って必要とされたら嬉しい | らしく

  • 朝比奈晃庸

「アイツいなかったら、ちょっと仕事回んないな」って必要とされたら嬉しい

今回、インタビューを受けていただいた朝比奈晃庸さんを一言で表現すると「こんな先輩がいたら後輩は心強いな」という印象。新卒で入社した頃、「周りに迷惑をかけちゃいけない」というプレッシャーと闘って“ビビッて”いた朝比奈さんは、いつしか「何かあってもアイツがいたら何とかなる」と職場で安定感を醸し、周囲を安心させる存在になっていました。 ちなみに、週末はラジオを聴きながら家事をしているそうですが、その様子が想像できるくらい、穏やかで落ち着きのある声と姿勢で質問に答えてくださった朝比奈さんのインタビューをお楽しみください。
インタビュー実施日:2018年1月30日(らしくインタビュアー渡辺)

■入社のきっかけは、「取引先に知っている会社名が多かったから」

――朝比奈さんは今、新卒で入社されて4年目ですよね?

はい。4月で5年目を迎える形になります。今年27になります。

――こちらの会社の中だと、27歳くらいって、どのくらいのお立場なんでしょう?

バリバリ「若手」ですね。私が働く、ここの営業所の中では一番年下です。一番歳が近い先輩でも10歳離れていて、立場的には上司かつ先輩、っていう感じです。去年までは自分の2つ上の先輩がいたんですけど、営業部に転勤になってしまったので、ちょっと間が広がっちゃったって感じなんですよね。ちょっと寂しいですね。

――仕事内容について教えてもらえませんか?

ざっくりと言うと、物流サービス全般をお客さまに提供しています。その中でも私は主に、トラックを使った輸送、荷物の保管や管理、商品の梱包といった作業を行っています。

――まさにこの建物の中で、そのような作業を行っている?

そうですね。

――いわゆる「センター」っていう感じの建物ですけど、こちらでは何人くらいの人が働いているんですか?

今は120名くらいです。この建物と倉庫と、その隣にうちのお客さんの建屋があるんですけど、そのすべての建物に、当社の社員が入って作業をしています。

――私、「物流サービス」ってあまり詳しくないんですけど、朝比奈さんが学生の頃は、ピン!とくるようなイメージってありました?

うーん、あんまりなかったですね(笑)。ざっくり荷物を運んでいるのかな、くらいな。どうしても物流の会社っていうと、ヤマトさんとか佐川さんとか、そういった大手の身近な会社さんをイメージすることが多いと思いますが、うちの会社は、どちらかというとBtoCのような個人向けではなく、BtoB向け、企業のお客さま向けの物流サービスを展開しているんですね。ヤマトさんとか佐川さんとは、ちょっとフィールドが違う、みたいな。

――朝比奈さんは、就活中に今の会社を知ったんですか? それとも、もともと、ご存じでしたか?

就活中で知りました。大崎の人事の方が大学の主催する会社説明会に来て、そこでたまたまちょっと説明を聞いて、「じゃぁ、受けてみようかな」という流れになりまして。ありきたりなパターンなんですけど。

――「たまたま」っておっしゃいましたけど、他の会社も来ている中で、「あ、この会社、このまま受けてみようかな」って心が動いたのは何かあったんでしょうか?

そうですね…。会社が取引する顧客が、自分の聞いたことがあるような名前のあるお客さんばかりだったんで、なんか馴染みがあるかな、みたいな感じでしたかね。

――なるほど。そうですよね、学生の頃ってあんまりBtoBのビジネスって見えやすくはないけど、取引先の会社は聞いたことがあるから行ってみようかな、っていう感じですかね。

そうです。「ちょっと行ってみようかな」みたいな感じでした(笑)。

■“もの”を売る会社ではなく、“サービス”を提供する会社に入社したかった

――就活を始めた当初は、どんな仕事を探していたのか、教えていただけますか?

自分が通っていたのは横浜の大学なんですけど、出身が静岡県なので、元々はUターン希望で、「静岡に帰りたい」って思っていました。でも、静岡の企業さんとはご縁がなくて。 そこで、どうしようかなって考えたときに、それまで見てきた会社の中では、メーカーとか小売とか、何かしら固定の“もの”を売る会社さんではなくて、どちらかと言うと、“サービス”を提供して、お客さんとやり取りしていくような会社さんに魅力を感じていることに気づいたんです。その会社のサービスに、自分なりにうまく付加価値をつけることができたら、いろんなことを提案できるんじゃないかな、って思って。そこで、“サービス”を扱う物流とか金融関係を見るようになりました。

――それで、こちら、株式会社大崎さんに入社することになったわけですね。ちなみに、入社してから「物流サービス」のイメージって変わりました?

入社する前は、トラックを使って物を運んだり、保管したり、っていうざっくりしたイメージだったんですけど、実はそれらに関連して他の付随する作業とかもあるんですよ。
例えばパソコン関係のものを発送して納品する場合、パソコンって初期設定とかをしなきゃいけないじゃないですか。そのサービスもこちらで全部請け負うんです。「お届けするだけじゃなく、設置から初期設定まで、うちでできますよ。それを一括してサービス提供しますよ」って。

――そうなんですね! 知らなかった。そんなところまでやってくれるんですね。

私も、そこまででやるとは、入社する前の段階では全然わからなかったんです。

ただ物を届けるとか、管理するとかって言うだけじゃなくて、お客さまにサービスを提供するうえで付加価値をつけていきます。そういうことでお客さまにどれだけ満足していただけるか、ということに取り組んでる会社なんだな、っていうことが、仕事をしていくうちに分かっていったんです。それはそれですごい面白いなあ、と。

自分が学生時代に「“もの”より“サービス”を提供したい」とイメージしていた、提案をしてお客さんにいろんなサービスを展開していく部分の、ちょうどその部分になるのかな、っていう感じでしたね。

■心のどこかで「館林営業所に配属になったらいいかな」って思っていた

――ところで、もともと静岡に戻って働きたい、って思ってたのに…、ここ群馬ですよね?(笑)

ははは(笑)。

――配属が言い渡された時、どう思ったのか気になるんですが。ちなみに、配属前の面談とか相談とかあるんですか?

基本的にはあります。入社してから本社で座学の研修を受けた後、2週間ほど現場研修があるんですが、自分の時は、福島と山梨の大きい営業所2拠点に研修に行かせてもらいました。 最初の1週間は福島に行きました。本来だったら、そこの研修が終わって「どうだった?」と軽い面談をしてからもう1週間研修に臨んで、それからやっと配属発表されるっていう流れになるんです。だけど、自分の時はその福島の1拠点目の研修が終わって、「これこれこうでした」っていう自分の感想を言ったあとに、「急で悪いんだけど、配属が決まりました」と言われたんですね。

――えーっ!

「来月から館林です。群馬です」って(笑)。

――それを聞いたときどう思いました?

そうですね…、一応は面談で、「配属はどこの営業所がいいか」って聞かれていたんです。その前にいろんな営業所の見学があって、その時に、ここの館林営業所も見学に来ていたんです。

他の営業所ではいわゆる「工場物流」っていうサービスを展開しているんですよ。お客さんの工場に出向いて、その工場内の物流を展開していくんですね。「製品が完成しました」「では、それを梱包して拠点からまた別の拠点に輸送します」っていうサービスを、うちの会社は基本的に得意分野としているんです。

でも、ここの館林営業所は、そういった他の拠点と若干異なっていて、結構な数のお客さんが実際にうちの倉庫を借りて入っていて、その中でサービスを展開しているんですね。

他の営業所を見学した時は、工場物流だと限られたお客さんとしか出会いがないんじゃないかなと思っていたんです。でも館林営業所を見た時、「ここはどこどこのお客さんが使っているところです」「このエリアはまた別のお客さんが使っています」「別の棟のところはまた別のお客さんが使っています」っていう風にひとつの営業所でいろんなお客さんを抱え込んでいるので、ここの営業所に配属になればいろんなお客さんと関わったり、いろんな業務に取り組めたりっていうのができるんじゃないかなって思ったんです。心のどこかで「館林営業所に配属になったらいいかな」って思っていたんですよね。

――それが実現した、っていう結果になって良かったわけですね。人事が聞いたらホッとするでしょうね(笑)。

はい、配属発表の時、人事の方もホッとしたらしいです(笑)。

発表があって、もう1週間研修が残ってたんで、そこで研修を受けて、それでそのままここ群馬で家探しをしました。と言っても、人事が住むアパートやマンションについては、「こういうとこどう?」みたいな感じで提示してくれたんで、家を探す分には困らずに行けたかなと思いますね。

――その時に住んだ家は、今も変わらず住んでいる家?

はい、4年間ずっと変わってないですね。

――ちなみに、家からここまでどのくらいの距離なんですか?

車で15分もあれば着きます。

――車は自分で買ったんですか?

はい。元々車を運転するのは好きなんです。社会人になったら、お金をためて車を買おうと思っていました。

――入社したばかりの時って、給料もすぐに出なかったりして、そんなにお金に余裕がないんじゃないですか?

はい。でも、なんとなく予想はできていたんで大丈夫でした。入社する前に、人事から「ひょっとすると車を使わないと生活できないような拠点に配属になる可能性があります」と言われていたんです。「じゃあ、学生のうちに少しでもお金をためて、中古の軽でも買って、家と会社の行き来はできるようにしよう」と思っていたんですね。

■田んぼだらけの館林は、生まれ育った静岡とどこか似ている

――ちなみに、同期って何人くらいいたんですか?

同期はもう一人だけなんですよ。

――二人で研修を受けたり、見学をしたりした後、バラバラの拠点に配属になった、と。

そうですね。

――もう一人の方は今どちらに?

その方は、豊田にある営業所にいますね。

――遠いですね。

そうなんですよ(笑)。

――「配属決まりました」「じゃあね」って感じで別れた?

はい。「お互い頑張ろうな」っていう感じです。

――それで、ここに一人来たわけですね。一人で心細くなかったですか?

一人暮らし自体は学生の頃からしていたので、その点は心配じゃなかったんですよ。ただ、世間で「未開の地」と噂されている群馬なんで、何があっても不思議じゃない、と。実際来てみたら、辺り一面田んぼだらけで。

――私、横浜出身なんですけど、ここは横浜とは違いますよね(笑)。

でも、自分の地元の方の風景や街並みと大して変わらないですよ。

――静岡も割とこういう感じ?

自分の住んでいるところはこんな感じなんで、「まあこんなもんかな」と。車さえあれば生活できると思いました。ただ、ワイドショーなんかで「館林市、今日の気温は○○度です」みたいな情報を耳にしていたので、「相当暑いんだろうな」と覚悟しながら、5月のゴールデンウィーク明けに、ここのセンターに入って仕事を始めました。

■まさに現場がパニックだった時期に、新卒として入ってしまった

――すぐ慣れました?人間関係とか仕事内容とか・・・

ちょうど自分が配属になった年に、館林営業所で大型の案件が始まったんですよ。自分が配属されたと同時にスタートしたという感じで、営業所がドタバタ状態、みたいな。必要なシステムもまだ入ってないし、作業手順も手探りみたいな感じで、まさに新しい仕事の立ち上げ中だったところに、来ちゃったっていう感じでした。

――先輩方も大変な状況だったわけですね。

それでももちろん、ちゃんと仕事は教えてくれたんですけど、周りがピリピリしてる中で作業する、って感じで、1年目は相当辛かったですね。

――「これどうしたらいいんですか?」って聞きたくても、「今、聞くべきじゃないのかな」とか「空気読まないといけないかな」みたいな感じ?

そうですね。皆、ピリピリしてるし、「どうしたらいいですか?」って聞いたところでイレギュラーな状況だと自分では到底対応しきれないでしょうから、「これどうしようかな」と雰囲気で感じながら、自分で何とか仕事していたって感じですかね。

――そういう辛い時には同期の友達に相談したりしたんですか? 東京とか横浜にいれば、学生時代の友達と週末に飲みに行って愚痴ったりもできるけど、ここだと知り合いもいないし、飲みに行くにも車だし…、その辺はどうだったんでしょう?

大学時代の友達に電話したりとか、飲みに行く機会もあったんで、「こんなことがあってさ」っていう話をしたりしましたね。

■仕事が集中して、いっぱいいっぱいになって、熱を出してしまった

――今だから言えるけどあの時はヤバかった、っていうのはありますか?

一番辛かったのは…、入社半年くらいの時、その頃がピークでしたね。うちでは毎回半年ごとに棚卸があるんですよ。商品が実際、データ上の数とあっているかを全員で、数数えの管理の仕事に取り組むんですけど、そんな時にお客さんからの受注がいっぱい来ちゃって。でも棚卸はしなきゃいけない。さらに別の案件も担当していたんです。組み立ての作業みたいなのがあって、勉強がてら自分にやらせてもらって。その案件も重なってしまって、「どうしようかな」って思って悩みに悩んだ挙句、熱が出ちゃって…、2、3日寝込みました。

――熱が出るほど、悩んでしまったんですね。

その時は、仕事はとりあえず他の先輩方にフォローしてもらいつつ、まずは自分の体を治しました。熱出しながら改めて実感したんですよ。結局、自分のやれることって限られているんですよね。右も左もわからない状態でがむしゃらに仕事をしてきたけど、自分でできることをひとつずつ確実にこなしていくのが、仕事のやり方としては一番の近道なんだな、と。

――一人で寝込んでいるときにその境地にたどり着いた、と。こんな言い方しちゃいけないですけど、ドラマチックですね(笑)。

人間、窮地に立たされるとそういうこと考えるんだなって思いましたね(笑)。

やっぱり、最初の半年はビビりながら仕事して、どこかに不安を抱えながら取り組んでいたんです。「これでいいのかな」「あってるのかなー」って。でも、不安を持っているとすごいミスするんですよ。だから、「自信を持って仕事しよう」ということを思って。いろんなこと考えて、いっぱいいっぱいになって、結果ミスしたら周りにも迷惑かけるし、自分の成長にもつながらない、って。自信を持って自分のできることから一つずつ片付けていこうっていう考えに気づいたんです。

――熱が引いて出勤してからは、ちょっとずつ仕事に対するスタンスが変わっていった?

分からないことがあったらどうしようもないんで、誰かに聞くしかない。そういう当たり前のことをちゃんとひとつずつこなしていって、自分のできることを増やしていったら、応用もきくようになるし、基本的なミスも減るんじゃないかなって思いまして。そういった部分で仕事に対するスタンスは変わったんじゃないかな、と。

――朝比奈さんが変わったことで、周囲の見方は変わりました?

そうですね、やっぱり最初はミスをして怒られていたんですよ。それがだんだん自分のミスも減っていって、周りの人も認めてくれたのか分かんないですけど、アドバイスとか提案をしてくれたり、相談に乗ってくれたりして、そうやって距離感が近くなっていったんじゃないかなぁ、と思います。

■家のことをするときはラジオを聞きながら、がお気に入り

――オフの日は何をしてることが多いんですか?

土日のうち、どちらかは家のことをやっちゃおうって思います。朝起きて、一週間分の溜まっている洗濯物をやっつけて、部屋の掃除をして、車が汚れていたら洗車して、食材買って、ご飯作って…、そんなことをしていたら、もういい時間ですよね。土日両方空いていたら、どちらか一日はそういう日を過ごしているかなぁ、と言う感じですね。つまんないって言ったらあれですけど…。

――いえいえ、あっという間に一日過ぎちゃいますね。

土曜日そうやって過ごしたら、日曜日はどこかへ出かけちゃう。結構、多趣味なんですよ。例えばよく行くのはボードです。ちょうど配属になって1年してお金がたまったときに、「雪道も登れる四駆の車が欲しいな」って思ってスバルのフォレスターっていうSUV系の新車を買いました。ここだとちょっと走らせると水上の方面に行けるので、そっちの方で滑りますね。それと長野の方に大学時代の友達がいるんで、その友人のところまで行って滑る、っていうのが多いですね。

他にはサッカーやったり、観戦にも行ったり。ちなみに昔は自転車のロードレースに出て、サイクリングもしていました。

――最近、特にこれにはまっているという趣味は?

実はラジオにはまっているんです。芸人さんの話とか、好きなパーソナリティのラジオとか、はまり込んじゃうんですよ。

さっき家事をするって話をしたんですけど、ただやるだけだと、その日一日がただの作業日になっちゃうじゃないですか。自分は昔からラジオが好きなので、ラジオを聞きながら掃除をするようにして。テレビだと「見なきゃ!」ってなるけど、ラジオなら片手間で聞きながら作業できるんで、最近、特にはまっていますね。

――ラジオ聴きながら、家事しているって、なんかおしゃれですね! かっこいいです。なんか、似合う気がします。

■やっぱり自分の父親の背中は大きいし、母親は温かく見守ってくれている

――ご実家は静岡ということですが、家族に連絡取っています?

最近取るようになりました。

大学時代に実家を出て一人暮らしを始めたんですけど、初めの頃は連絡があっても「後で返せばいいや」「めんどくさいな」って感じだったんですよ。でも最近になって、うちの両親も年を取っていって、正月に帰った時も、いつまでも生きているわけじゃないんだっていうのを実感して、連絡を取るようになったんです。

――朝比奈さんぐらいの時期、入社して4~5年目って、仕事が波に乗る時でもあるけど、任されることも増えて大変ですよね。お父様に相談したり、お母様に悩みを打ち明けたりすることはあります?

そうですね、やっぱり自分の父親の背中は大きいというか、相談すれば何かしらの答えをくれますね。母親は母親で温かく見守ってくれていますし、頼りになるっていうか、最近は家族って大事だなって思うようになりましたね。

■自分は不器用で、要領が良くないタイプ

――朝比奈さん、自分ではどんな性格の持ち主だと思います?

昔はホントにおとなしいタイプでした。みんなからいじられちゃう感じのタイプです。大学入ってからもそんな感じで。

でも、やっぱり仕事していく中でコミュニケーション取っていかないとやっていけないんで、自分から話しかけるようになって、だんだん社交的になれてきたっていうか。慣れないうちは、自分の好きなラジオのパーソナリティの物まねじゃないですけど、しゃべり方を意識しながら話していましたね。

――意地悪な質問をしますが、コンプレックスはありますか?

コンプレックスだらけです。要領よくないところとか…。2つ下の妹がいるんですけど、妹は昔から、やることをやって、遊ぶときは遊んで、って何に対しても要領が良くて。

自分は、元々就活やる前に地方公務員を目指していたんですよ。地元の市役所にUターンで勤められたらいいなって思って、大学もそういう学科に行ってたんですけど、勉強も大変で途中で民間に切り替えて。

一方、妹も就活を始めて、当初なかなか決まらなかったんですけど、「やるだけやってみる」って市役所を受けてみたら受かっちゃって。

――お兄さんが就きたい仕事に、妹さんが就いちゃったわけですね(笑)。

そうです。ポイントだけ押さえて勉強して、面接対策して、ホントは自分が就きたかった仕事に妹が就いちゃって。そういったところでは、自分は要領が良くないのかなぁ…、と思いますね。

他にコンプレックスは…、そうだな、不器用ですね。仕事をするうえでも。例えば、いざ自分の仕事でイレギュラーな事案が発生したとすると、器用な人なら「今、出来ることはこれとこれだから、まず先にやって、出来ないことは後回しにして。とりあえず経過報告をして、次の指示をもらうべきだ」みたいなことが一瞬で出てくると思うんですよ。でも不器用な人って、目の前にトラブルがあったらワーッてなって、ワンテンポ遅いと思うんですよ。自分は不器用な方だな、って思いますね。

――器用な人に近づきたいっていうのは、あります?

ありますね。やっぱり理想ではあるんですけど、自分がやろうとすると余計にダメな方向に行っちゃうこともあるんで…。理想は理想ですよ。

――「着実にできるところからやっていこう」っていう感じですかね。

そうですね。

――ちょっと私、感じたことを語っていいですか?

はい。

――朝比奈さんみたいに、決して派手で自己主張するタイプではないけど、着実に仕事にちゃんと向き合っている人って、周りはちゃんと見ているんじゃないかな、と思うんです。上司や先輩からしたら、時にはイジりたくなるし、口では「お前ダメだなー」って言うけど、本当は信頼している。自分の中のコンプレックスや、器用じゃない側のタイプだっていうことを踏まえて行動しているから、周りもなんとなく安心しているんじゃないかな、って思います。

そうなんですかね・・・(笑)。

■自分の実績から必要とされる存在になれたらいいな

――御社には、後輩って毎年入ってきます?

ここの拠点には配属されてないんですが、他の営業所には入って来ています。

――同期も含めて他の若手層のことは気になりますか?

すっごい気になります(笑)。「後輩が最近、頑張ってるよ」って話を聞くと、「頑張ってるな」って思うし、同時に「自分も頑張らなきゃな」「追い抜かれちゃったら、やだな」とも思うので、刺激として捉えられているのかな。

やっぱりその、「名前を売ってなんぼ」じゃないですけど、覚えてもらうってことはすごい大事だろうし、違う営業所まで名前が届くってことはそれなりに結果を出して頑張っているって証拠ですから。まぁ、自分が一方的に意識しているだけかもしれないですけどね。

――周りからはどう見られたい?

頼りになるヤツ、まではいかないんですけど、なんですかね…。「こいつがいなかったら、ちょっと仕事回んないかな」って思われれば嬉しいかな。単に人手不足だからじゃなくて、自分の実績から必要とされる存在になれたらいいなって思います。

■後輩が困っていたら、そっと手を差し伸べてあげられる先輩になりたい

――ご自身では、自分の武器って何だと思います?

うーん…、自分じゃよく分かんないんですけど、人からはよく「お前、素直だな」って言われます。そこはいい意味でも悪い意味でも武器になるんじゃないかな、と。分かんないところは分かんないんで素直に聞いて教えてもらおう、とか。お客さんとやり取りしていく中でも自分の素直さを出していければ、お客さんとの付き合いの幅も広がるのかなと。

――また意地悪な質問ですけど、周りがおっしゃる「素直だな」っていう評価に対して、自分で自分のことを素直って思えます?

あまり思わないですかね(笑)。でも1年目でビビってた時と比べて、これは聞くしかないなって他の人より早く行動に移せる、みたいなとこはあるんじゃないですかね。

正直、今回のインタビューの話を人事から打診された時、「なんで自分なんだろう」って気持ちが結構あったんです。変な話、さっき意識しているって言った同期の方が仕事の方も活躍してるんじゃないかなーって思ってて。彼はプライベートでも結婚していて、子供もできてて、そっちの方が話の種としてはいっぱいあるだろうに、なんでかなーって思っていたんです。

――そうなんですね(笑)。自分のよさとか、らしさとかって、自分じゃなかなかわからないですもんね。でも、今さっきお答えいただいた、「こいつがいなかったら、ちょっと仕事回んないかな」って思われれば嬉しい、っていうのは、きっと周りの皆さんも思っていると思います。そして、新卒にまず目指してほしい姿なんじゃないかと思います。だから、私は人事が先輩社員として朝比奈さんを紹介くださった理由が分かった気がします。

入社した頃は、「迷惑かけちゃいけないな」っていうのがプレッシャーにもなってしまっていたんですけど、一歩引いて全体見渡してみて、痒い所に手が届くじゃないですけど、手の届いてないところに自分が入っていければいいな、っていう思いはあります。

――将来的に、部下はほしいですか?

後輩は入ってきてほしいですね。ぜひ、同じ部署に。

――どんな先輩になりたい?

どうですかね…。多分自分からは「こうした方がいい」ってアドバイスは言わないと思うんです。後輩が本当に困っている仕草を確認した時に、そっと手を差し伸べてあげられる先輩になれればいいかな、と思います。

後輩には後輩のやり方があると思うんで、まずはそれを尊重させてあげて、それがうまくいかなかったときにアドバイスしてあげて、最終的にそれが正しいところに導けるような先輩になれたら、と思いますね。

――早く後輩が入ってくるといいですね。どんな人が欲しいですか?

そうですね、こういう会社ですので、自分が「あれやりたい」「これやりたい」って考えをちゃんと持っている人が欲しいし、この業界にも合っているんじゃないかって思います。

――そういう人が一人でも多く入ってくれるといいですね。朝比奈先輩はちゃんと面倒を見るぞ、と。

ガンガン見ます! 熱を出したときは任せてください(笑)。

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