• 戸塚健太

社長からの一言で社会人としての転機が訪れた

今回は、IT業界で客先常駐として働く戸塚健太さんにインタビューを実施しました。文学部出身で、「まさか自分がITの方面に進むとは考えていなかった」と語る戸塚さん。就活中に出会った社長に惹かれ、未知の業界に飛び込み、アットホームな社風の中で順風満帆にキャリアを築いているように見える彼には、社長から一言告げられた説教が社会人としての転機となった出来事がありました。「人生で初めてアイドルにハマった」とその魅力を語るインタビューを最後までお楽しみください。
インタビュー実施日:2018年1月24日(らしくインタビュアー渡辺)

■お客さんのオフィスに席がある、「客先常駐」という働き方

――今の仕事内容を教えていただいてもいいですか?

日々の仕事は、お客さんのところで保守業務を担っています。基本のネットワークの保守業務をやっています。例えば、システムネットワークに障害が発生した際に対応したり、「こういうことをやりたいんだけど、どういうことができますか?」というような問合せに応えたりしています。
社内では、後輩の育成支援を担当しています。

――日々、通って働いているオフィスは、就職した会社ではなく、お客さん先のオフィス、という認識で合っていますか?

そうです。お客さんの事業所に自分の席があって、お客さんの業務に一緒に入り込んで仕事しています。

ちょっとうまく説明するの難しいんですがが、いつもいるお客さんの先に、さらにクライアントがいて、そこのネットワーク環境について問合せが入るんです。なんて言えばいいのかな… 僕の席があるお客さん企業自体が、他のクライアントさんのサポート窓口のような存在なんですよ。その一員として派遣されて勤務しているイメージです。

――なかなか複雑ですね。

複雑ですね。うまく説明するのが難しいんですよ、いつも。3社くらい関係する企業が出てきちゃいますからね。

――後輩指導っていうのは、自社の新人を担当していらっしゃる?

そうです。自分の入社した会社の中で、自分の所属している部に、新卒が2人入ってきたので、成長支援をやらせていただいています。自分の他に同期が2人いるんですが、3人で一緒に新卒の面倒を見ようということで、後輩の月報を確認したり、勉強会を開いて技術支援したり…、そういうことを積極的に行っています。

――週5日間勤務するとしたら、後輩と直接同じ空間で働く機会はどれくらいあるんですか?

なかなかないですね。自分の出向いているお客さんと後輩が出向いているお客さんは、まったく違う現場なので、直接会ってコミュニケーションをとれる機会は少ないんですよね。なので、SNSや電話を使って、「今、どんな感じ?」って声をかけている感じです。週に1回くらい、現場の仕事が終わった後にミーティングで会って、さらに状況を確認するっていう感じですね。それにさらに月報を提出してもらって、「どんな仕事しているの?」「困っていることはないの?」っていうのを定期的に確認しています。なかなかリアルに絡む機会っていうのがないので、どうサポートしていくのかを考えながら進めている感じです。

■就職のきっかけは、社長がいいところを見つけて褒めてくれたこと

――事前にいただいた情報では、戸塚さんも新卒で入社された、と伺っているのですが、今、何年目ですか?

もうすぐ3年目に突入、というところです。

――もともと新卒の時には、IT業界に就職しようと思っていらしたんですか?

僕が大学に進学したのは、文学部の日本文学日本文化学科っていう専攻だったんですね。「編集」のようなクリエイティブな仕事を視野に入れていたんですけど… 就活を始めた時に集団面接会っていうのがあったんです。そこで、今の会社の社長と出会って、「なんか、いいな」って思ったんですよね。それで、「実際に面接を受けてみましょう」っていう運びになったんです。色々な会社の面接を受けていて比較していく中で、ここの会社の社長の人柄に惹かれまして。面談の中で褒めてくれるんですよ。自分のいいところを見つけて、肯定してくれたんです。他の会社は「あら探し」っていう印象があったんですよね。落とすために、見られている、というか。それがアイトライの社長は、否定でなく肯定してくる。そこに共鳴というか、感動して、「こんな社長のいる会社ってどんなところなんだろう」って興味を持って、アイトライに入社を決めた、という感じでした。

――文学部の大学生だった頃は、IT業界に進むっていうことは全く考えていなかった?

全く考えていなかったですね。就活始めた頃も、考えていませんでした。この会社に出会えていなかったら、IT業界には縁がなかったと思います。新卒ですけど、それくらい未経験で入ってきた感じです。

――社長は具体的にどんなところを褒めてくれたんですか?

最初は普通に自己紹介をしていたんですけど、例えば、人の目を見て話すところだったり、コミュニケーションの取り方だったりを褒めてくれたんですよね。質問しても、「いいところを突いてくるね」って言われたり。そういう些細なところをピンポイントで褒めてくれたんですよね。自分としては「なかなか他にないパターンじゃないかな」って思っていました。

それこそ日本文学文化学科だったので、英語と数学が苦手だったんで、「IT業界なんて無理だろう、シャットダウン!」っていう感じだったんです。でも、実際に入ってみたら、なんとかやっていけているんだな、って感じました。

――大学の文学部の同期や仲間でIT業界に進んだ人はいますか?

いや、転職してIT業界に入ったっていう人はいても、最初からっていう人はいないですね。出版業界に入ったり、国語の先生になったりとか、そういう友達が多いと思います。

■文学部から全く未知な業界に飛び込んでみて

――全然未知の業界に飛び込んだわけですが、不安はありませんでした?

ありましたよ(笑) 映画を見て「ハッキング」とか知って、自分事みたいにイメージして、「本当に、こんな仕事できるのかな」って思っていました(笑) 本当にパソコンなんて、卒論を書いたり、動画を見たりするくらいしか扱ったことがなかったので、それを商売道具として使えるようになるのかな、っていう不安はありました。

――入社して、どのくらいで馴染んでいけました?

アイトライって、入社して3~4か月は研修が続くんですよ。他の会社の話を聞くと、新人研修って1週間ちょっとで終わるみたいなんですよね。でも、うちの会社は夏くらいまでの3~4か月は、パソコンスクールに通わせてもらって、基礎をきっちり固める機会と期間を与えられるんです。新人の育成サポートがしっかりしている点は、自分が自社に魅力を感じた点の1つですね。

――夏からいよいよお客さま先に行くっていう感じですか?

そうですね。研修で基礎を学んで固めて、いよいよ、って感じです。

――緊張しますよね?

緊張しましたね! 学校の新学期みたいな感じで、周りは知らない人だらけで、どう立ち回ればいいんだろう、っていう感じでした。研修で学んだことを活かして、コミュニケーションをとっていくしかないよな、みたいな感じで。「現場で受け入れてくれるんだろうか」「『こいつ、全然、仕事できないじゃないか』って思われたらどうしよう」とか思っていたんですけど、意外とすんなり受け入れてくださって、いい感じでお仕事をさせていただいていますね。

――今、成長支援をしている後輩も同じようなキャリアパスを歩んできているんですよね?

そうです。入社して、研修を受けて、現場に行って、半年くらい経過して… っていうタイミングですね。成長支援をしている後輩も、最初こそ不安そうな顔をしていましたけど、ここ最近の面談では、顔つきが変わってきていていますし、ビジネスの基礎的なマナーみたいなところも自然にできるようになってきているので、その姿を見て、「自分も、もっとしっかりしないとな」って思いますね。「成長しているんだな」って思いながら、刺激を受けていますね。

後輩に月報とかを通じてアドバイスするんですけど、「これ、言っている自分は、できているのかな」っていうのは思いますね。「先輩として言ってはみたものの…」っていう。結構、後輩から学ぶことが多いですね。

■ITの仕事ではコミュニケーションが一番大事だと思う

――先ほど、同じ部署に同期が2名いらっしゃると伺ったんですが、アイトライの中では同期は何人いらっしゃるんですか?

自分を含めて5人ですね。皆、バラバラの勤務地で、皆、バラバラの業務内容ですね。最初の一年目は、月に一回は同期会とか飲み会とかやっていたんですけど、最近は同じ部署の同期はばかりで、5人で会う機会は減っちゃいましたね。アイトライの全体会議とか飲み会とかで再会するくらいです。

――同期の皆さんも、色々な学部から集まっているんですか?

そうですね、バラバラですね。同期の女性の1人は同じ大学、同じ文学部の出身です。他の3人もバラバラですし、他に珍しいところで言えば、醸造学科…だったと思うんですけど、お酒をつくる勉強をしていた同期もいます。

――本当にITと関係のない方が多いんですね!

多分、うちの会社で言えば、未経験の人の方が多いんじゃないですかね。

――そうすると、今、大学に通っている人で、文学部とか、いわゆる情報通信部じゃない人でも、IT業界には挑戦できる?

できると思いますね。IT業界ではコミュニケーション能力って、一番大事かな、って思うんですよ。例えば、ひとつのプロジェクトに向かって、個々がバラバラの方向を向いて仕事をしていってしまうと、成り立たないんですよね。随時、「今、これやってるよ」「じゃぁ、こっちでこれをやっておくね」っていうのをやりとりして、まとまっていくっていうのが常です。

――イメージですけど、皆、モニターに向かって仕事をすることが多いからかしら?

それもあるかもしれません。積極的に喋っていかないと、今、自分が何を担当しているのか、相手が何を進めているのかが、すぐにわからなくなってしまうんです。だから、意識して積極的にコミュニケーションを取りながら、仕事を進めていくっていうのが一番大事なんじゃないか、っていうのを、この2年を通じて考えるようになりました。技術力ももちろん大事なんですけど、それ以上にコミュニケーションが大事だろう、と。

――意外と学生は知らないかもしれないですね。コミュニケーションスキルが求められる仕事、営業職とか、サービス業とかをイメージする人が多いんじゃないかな、って思うんですよね。

自分もそう思っていました。「ITは、技術屋さん」っていう感じで。でも、実は基本的なスキルとして、コミュニケーション能力っていうのが大事なんです。

――社長は、そういう観点からも、戸塚さんを見初めて、引き抜いたんでしょうかね。

お客さん先の現場に溶け込みやすいかどうか、とかも見られていたのかもしれないです。

――確かに! お客さん先に毎日通勤する…でも入社して所属した会社は『アイトライ』っていう会社だっていうスタンスを理解して、バランスが取れないといけないですもんね。そういうことを理解して、働けるか、っていう部分も見ていらしたのかもしれないですね。帰属意識がよくわからなくなっちゃったり、「現場が忙しいのを知らずに、何を会社は言っているんだ」みたいなことを言っている知り合い、何人かいます(笑)

社長は、そこをうまく見極めて、採用しているんじゃないかな、って、今、話していて、思いました。

――社長が、良いところを見つけて褒めてくれる、っていうのは、入社してからも変わらないですか?

そうですね、変わらないです。よくうちの会社は「アットホームな会社だよね」って言うんですけど、社長の人柄からあふれる、そういう雰囲気もありますね。

■自社の社風について「アットホーム」だと思うところ

――戸塚さんの思う「アイトライはアットホーム」って、例えば、どういう時に感じますか?

全体会議だったり、飲み会だったり、社員旅行だったり、「皆で楽しもう」っていうのが社員同士の基本スタンスになっていますね。

――社員旅行もあるですね!

あります! 社員旅行が年に一度あるんですよ。海外に皆で行くんですけど、すべて会社の経費で行かせてもらえるんですよね。ちなみに、僕の場合、1年目の時はベトナムで、2年目はサイパンに行きました。

――リゾート地ばかりですね!

皆で、先輩・後輩関係なく、海で泳いだり、無人島に行ったりして遊びました。3泊4日、皆で仲良く、思い出を共有して、楽しむっていう感じですね。

私が結構面白いと思っているのが、社員旅行は、1年目の社員が入社する前に企画するんですね。入社する前に、社内業務に関わろうっていうプロジェクトになっているんです。

――え? ということは、ベトナムに行った時は、戸塚さんの代の皆さんが企画したんですか?

そうです。毎年、内定と何人かの先輩社員とで企画をするんです。まずは旅行に行く国の候補をピックアップして、「こういうレジャーがあるらしい」とか、「ホテルはここがいいんじゃないか」とかっていう案を練っていくんですね。最終的に、全体会議で発表して、プレゼンして。それで多数決で、皆に票を入れてもらって、どこに行くのかを決めてもらうっていう感じですね。

――いい企画ですね! 実際に入社したら、行けるわけですしね(笑) 企画の段階で社員の方とコミュニケーションをとる機会にもなるっていうのも、いい!

そのプレゼンテーションも、学生の身分で、社会人の皆さんの前でするんですよね。緊張もしますけど、そういう経験ってなかなか与えられることもないので、プラスの経験になったよな、と思います。

月に1回、内定者同士で集まって、議論しながら進めていくんですが、きちんと勤務時間としてカウントされてバイト代も出るんです。今年もまさに今、内定者の子たちが企画中ですね。3月の全体会議でプレゼンをしてもらう予定です。

――実際に、自分たちで企画したベトナム旅行はどうでした?

自分たちが企画したところに実際に行けた、っていうのも楽しかったです。皆さんも楽しんでくださったようで、達成感もありましたし、充実感もありましたね。そういう意味で、うちの会社は「アットホーム」だな、と思います。

入社して2か月くらい研修が終わった頃、リフレッシュみたいな感じで、6月頃に旅行に行くんですね。それで戻ってきて、2週間くらい研修を受けて、その後、いよいよお客さん先の現場に配属になるっていう感じですね。旅行先で先輩社員と絡むこともできるので、業務が始まった時には、相談しやすい関係性ができているんですよね。今、話していて、「あぁ、そういう流れになっているんだな」って気づきました。アットホームというか、いい会社ですよね。

■常駐する先の上司の姿を見て、「これは見習おう」と思ったこと

――仕事における「こだわり」ってありますか?

スケジュール管理…「仕事は後回しにしない」っていうことですかね。インターネットの保守業務を担当しているということもあって、何か障害が起きたら、すぐに対応しないといけないんですよね。

あとは今、お邪魔しているお客さん先の上長の方が、すごく仕事ができる方なんですね。いつも「仕事は後回しにしないで、今、やれ。絶対に後になったら、やらないから」って言っているんですね。実際に、その人の仕事ぶりを見ていると、どんどんスパスパっと処理していくんですね。そこを見習おうっていうのは意識しています。学生の時の性格は、後回しにしちゃうところがあったんですね。「これは見習った方がいいな」と思って、「今できる仕事は、今やる」っていうのを意識しています。

――なるほど。社会人になってから身につけた反射神経、意識なんですね。それを継続していくためのルールは何か決めていたりしますか?

朝は9時出社なんですけど、最初の10分くらいで、1日の計画表を1時間ごとに書き出すんですね。それで、ひとつひとつ達成していって、終わったらマークをつけて消しこんでいきます。余った時間で次の仕事ができる!となったら「ラッキー」って思ったり、予定を押してしまうと「やべ、できてない!」っていう焦りが生まれるので、そうやってスケジュール管理をするようにしています。朝、必ずスケジュールをメモ書きにする、というのが自分のルーティンになっていますね。

――それは誰かから「こうやってみたら?」って教えてもらったんですか? それとも、ご自身で編み出された?

自分で、ですかね。繰り返しになりますが、後回しにする性格を自覚していたんで、学生の時間割みたいな感じで書き始めたんです。やってみたら、時間管理ができるようになっていったので、「これはいいな、続けよう」って続けている感じですね。自分なりの工夫、マイルールです。

■教師である両親の育て方から身につけたもの

――ちょっとずつプライベートのお話しもお伺いしますね。事前に書いていただいたアンケートを基にお話しを聞きたいと思うのですが… あなたにとって「家族」とは?

人生における指針ですかね。

――おお、深い(笑)

たまに友達とか上司とかから、「戸塚君を見ていると、ご両親の性格が分かるよ」「いい育て方をされたんだろうね」って言われるんですよね。最初は自分ではわからなかったんですが、言われるようになってから、改めて意識するようになったんですよね。改めて、尊敬するというか。親を指針にして、いつか自分が父親になった時には、見習うべきなんだな、って思うようになりました。

――今はご実家から仕事に通っていらっしゃるんですか?

そうです、実家暮らしです。祖母と両親と4人で一緒に住んでいます。

――家でのしつけのポリシーみたいなものはあったんですか?

厳しいところは厳しく、ゆるいところはゆるく。メリハリをつけて、しっかり育てられた気がします。ただ、基礎的な部分は、きちんとしつけられたな、と感じることはありますね。電車の中で騒がしくしたら、「やっちゃいけないよ」とちゃんと言われる、というか。

――私、電車とかバスとかの中で子どもが騒いでいるのに、注意しない親がいると、「え?」ってビックリしちゃうんですよね。「自分の子どもに、注意しないの?」って。

それは感じますね! うちは両親2人とも教師だったんですよ。そこもあって、他の家庭より、しっかりしつけられたんだろうな、って思いますね。父親は歴史の教師で、母親は保健室の先生なんですけど、そういうのも関係しているかもしれないですね。子育てに反映されたんじゃないかな、と。まじめなところも、いい感じに受け継いだ、というか。

――教育っていうものや、道徳っていうものが、あったんでしょうね。

そうですね。マナー的なことも、しつけられたんじゃないかなぁ、って思います。恥ずかしいですね(笑)

――アンケートの項目を見ると、恋愛観、結婚観については「運命を信じている」と書いていらっしゃいますけど。

これも恥ずかしいですね。この質問、一番、難しいです。今、どうこうっていう話はないんですけど、運命は信じている、というか、ロマンチックな部分があるんですかね(笑)

――サラッと「父親になったら」っておっしゃったじゃないですか。将来は父親になりたい?

そうですね。結婚して、子どもができて、っていうのが、幸せなんじゃないかな、っていうのは感じて憧れますね。同年代で結婚している人もいないことはいないんですが、周りの中の良い友達はまだ結婚していないので、焦りっていうのはないのですよね。いつか、いい人がいれば、と思いますね。

■初めてアイドルにハマって、握手会にも行って感激した

――「実は私…」みたいな、意外な素顔って何かありますか?

アイドルにハマっている…っていうところですかね。

――おお! 私、あまりアイドルに詳しくないんですけど、具体的な名前って訊いてもいいですか?

欅坂46ってご存知ですか?

――名前は知っています。結構、今、人気ですよね?

もともとはどちらかというと「アイドルなんて」って思っていたんですけど、何故かハマっちゃったんですよね。「握手会とかなんだよ」みたいな感じだったんです。

でも、たまたま、欅坂のデビューシングルの曲を、ネットで公式プロモーションビデオを動画で見て。ダンスもかっこいいな、って思ったんですよね。これまでのアイドルって、カメラを意識して笑顔を振り向いて…っていうイメージだったんですけど、そんなの全然気にしないで、髪も振り乱して踊ってて。世界観、っていうんですかね、「入り込んでる」っていうのに惹かれたんですよね。

ライブってどうなんだろう、って思って、実際に行ってみたら、「やっぱりかっこいい! ハマる!」っていう感じでした。

――握手会にも行ったりとか?

握手会はまさに先週、人生で初めて行ってきたんですよ。皆が握手会に行く理由がわかりましたね。プロは違うな!って思いました。

――アイドルはプロ?

そうですね。かなり並んだんですよ。すごい数のファンがいて、意外と女性のファンも多いんですよね。「へー、そんな感じなんだー」って思いながら並んでいました。

――並んでいる間は、やっぱりドキドキしました?

ドキドキでしたね。当然ながら、画面越しにしか見たことがないじゃないですか。ライブでもステージから遠い席で見ていたので、目の前に現れたら、真っ白になりますね。事前に色々と考えていたんですよ。「これは絶対に言おう」って。「応援しています!」とか、「PVのここがかっこよかったです!」とか、色々自分なりに分析して「こんなことを言ったら喜んでもらえるんじゃないか」って考えていたんですけど、実際に握手したら何も考えられなくなって、「好きです! ファンです!」ってストレートに言っちゃって。「ありがとうございます! もっと好きになってね!」って切り返されて、「やっぱりプロは違うなぁ!」って感じでした(笑) 本当にあっという間でした。1~2秒くらいですね。

――誰かと一緒にいらしたんですか?

一人で行ったんですよ。会社内でも布教したんですけど、なかなか分かってくれる人が近くにいなくて、一人で行きました。

――音楽はもともと好きなんですか?

もとは、ラップが好きだったんですよね。日本のラップミュージックって面白いなって思って。初めは、ケツメイシにハマったんですよね。そこから色々と聴くようになって、音楽が好きになりました。仕事に行く時も、テンションを上げるために聴いて、帰る時も、疲れを取る感じで聴いて。

――今、出勤時は、ケツメイシさん? 欅坂さん?

欅坂ですね(笑)

――ですよね(笑) 一押しの曲は?

デビュー曲の『サイレントマジョリティー』ですかね、やっぱりすごいですよね。

――ちなみに、他のアイドルの音楽は聴かないんですか?

AKBとか乃木坂とかのメンバーは、全然わからないんですよ。ハマらなかったんですよね、自分でも不思議なんですけど。ハマったのは、欅坂だけですね。色々なアイドルグループがあって、同じプロデューサーが歌詞を書いているじゃないですか。とても1人の人が書いているとは思えないんですよね… 「やっぱり、あの人はすごいんだな」っていう、偉大さを思い知らされますね(笑)

■実は社会人になって、15キロ太りました

――休日は、何をして過ごしていますか?

ご飯に行ったり、ですかね。食べるのが好きなんですよ。アイトライの社員だったり、大学の友達や後輩だったりと一緒にご飯に行きますけど、社会人になると学生の頃と比べて、食事のレベルが上がりますよね。学生の頃はファミレスだったのが、社会人は少しいいレストランに行くようになる。幸せですよね。そのせいか、最近、太り始めてしまって…

――あら。でも、確かに、基本的にはデスクワークですもんね? 何か対策はしていないんですか?

いや、何もしていないんですよね…。大学時代に比べて、15kgくらい太っちゃったんですよ。今、75kgくらい、ありますね。お腹も出始めて、やばいなって感じです。

――スポーツはしないんですか?

学生時代はずっと卓球をやっていましたけど、ここ1年くらいは、できていなくて。走ったり、ジム通ったりもできていなくて、食べる一方なので、ダメですね。健康診断でも「今は若いけど、後々のことを考えな」って注意されましたね。

――それは要注意ですね(笑)

■コミュニティによって、見せる顔が違う

――ご飯を食べに行く時は、どんな感じですか? 盛り上がる感じですか? 語る感じですか?

んー、自分は、コミュニティによって、顔が変わるタイプだと思うんですよね。性格が変わる、というか。仕事は仕事の顔、友達は友達の顔、っていうのを使い分けているのかな、と。自分でそこまで意識しているわけではないんですけどね。根は真面目、っていう部分で変わることはないんでしょうけど、印象が違うのかな、と思うことはあります。はじけて遊んで盛り上げたり、語り合ったり、一緒に過ごす人というかコミュニティによって、違うというか。だから、人によって、それぞれに様々なイメージを抱かれているんじゃないかな、と思いますね。

友達といる時は、「中学2年生の男子」って感じでバカみたいに盛り上がって騒ぐんですけど、仕事だと「淡々と仕事をこなす人」「真面目な人」っていう風に思われているような気がします。ギャップがあるんじゃないですかね。

――成長支援している後輩と接する時は、どんなキャラクターなんですか?

どうだろうなぁ… 仕事の場ではあるので、線引きはしていますが、後輩に対してはフレンドリーにいこう、友達感覚で接しよう、というのは考えていますね。相談しやすい、愚痴を言いやすい窓口になろう、っていうのを意識しています。

――上司や先輩からは、どうですか?

社長からは「裏方」「縁の下の力持ち」みたいに言われることがありますね。「地味」じゃないですけど、「地道に仕事をこなしていくタイプ」って言われることもありますね。現場のお客さん先でも、そういう印象を抱かれているんじゃないかな、って思いますね。

――安心感があるんでしょうね。「真面目」っていうのは私の中でしっくりこないんですけど、「安心感のある人だな」っていう印象があります。真っすぐさ、みたいな感じですかね。

■自分では「気分屋」で「人見知り」だと思っている

――ご自身では、自分のことをどのように思っているんですか?

「気分屋」で「人見知り」ですね。

――嘘~(笑)

いや、皆によく否定されるんですけど、本当なんですよ。根暗で、休日も予定やイベントがない限りは、家に引きこもっていたい、っていう感じですね。スイッチのオンとオフがあるんだと思うんですよね。

――もしかして、1人でも大丈夫な人ですか?

全然大丈夫…ですけど、あまのじゃくですね(苦笑) 会いたいなっていう気持ちもあるけど、1人で過ごしたいなっていう気持ちもあります。気分屋で、スイッチのオンオフが激しいんじゃないかな、って思います。人見知りな部分もあるので、相手の目を見るっていうのも、なかなか苦手だった、っていうのもありますね。「演じている」って言ったら言い過ぎですけど、キャラを作っているのかな、と昔は悩んでいた時期もありました。「なんか、俺、演じてるのかな」って。家の中で、友達の中で、学校の中での性格が違いすぎて、戸惑っていましたね。今は、どれも同じ自分の性格なんだな、っていうのを受け入れることができ始めましたけどね。

■「学生気分が抜けていない」と言われて気づいた、相手目線の大切さ

――ご自身では、そのように認識していらっしゃるっていうことですが、「こう思われたい」っていう期待みたいなものはあるんですか? 「こういう自分が理想のイメージ」みたいなものは。

「こう思われたい」っていうのは、特にないですが… 結局、自分の性格を受け入れてくれる人と付き合ってきたと思うんですよね。でも、それが社会で通用するかと言ったら、そう簡単なわけではないので、真面目なところを全面に出しているんじゃないか、って思いますね。「評価されたい」っていうのは確かにありますけどね。

――そこ、もう少し聞かせてください。友達の中では出しているけど、「社会の中では無理かな」って思っている、っていうのはどういうところなの?

昔、社長から、「戸塚さん、まだ学生気分が抜けていない」って指摘というか、説教されたんですね。「それって何なんだろう」って考え始めたんです。振り返ってみると、お客さんとの面談に行った時、学生気分のハイテンションで行って、軽い印象を持たれていたんじゃないかな、と思うんです。多分、当時、社長はそこを見抜いて、「学生気分が抜けていない」って言われたんだと思うんですよね。

学生のコミュニティの中では、軽いノリのコミュニケーションでやってこれていたので、それでいいんじゃないか、って思ってしまっていたんだと思います。でも、社会人はそれでは通用しないんだな、っていうのを痛感して。自分のコミュニケーションを改め直して、ハキハキ喋る、ちゃんと喋る、軽い感じは控える、だったり、そういった匙加減を意識するようになりました。

――相手がどう見るか、っていうことを意識して考え始めたんですかね。

そうですね。相手から抱かれる印象を意識し始めましたね。

――確かに、難しいですよね。若い頃、というか学生の頃って、ニコニコしていたり、なんとなくテンションが高くてノリが良かったりすると、周りともうまく付き合えて、「コミュニケーションが取れる人」みたいな感じに思っちゃうことってありますよね。でも、それって、社長のお言葉をお借りすると「学生気分が抜けていない」だったり、「アマチュア」だったりする。会社って仕事をする場だから、評価とか信頼とかっていうものを築くようなコミュニケーションが求められて、学生のそれとは全然違いますもんね。

そうですね。それを1年目で、お客さん先に出向く前に言われて、気を引き締めなくちゃ、と思いましたね。

――ショックだったんじゃないですか?

それまでは、採用面談でも社長に褒められていましたし、自分のコミュニケーション能力に自信を持っていたんですよね。そこを指摘されたっていうのは、転換期じゃないですけど、「変わらなくちゃいけない」って考えさせられた出来事でした。自分で武器だと思っていたコミュニケーション能力を、あえてビシっと厳しく指摘してくれたのは、社会人になってさらにステップアップしていくっていうところで、すごく意味があったんじゃないかな、と思います。

――指摘された直後は、どんな心境でした?

正直言えば、最初は反発心がありました。「この感じで行けるでしょ」って思ったんですよね。でも、帰りの電車の中で、だんだん暗くなっていって。じわじわと「なんで、社長は、そんなこと言ったんだろう」って考え始めて、どん底に向かって、落ち込み始めてましたね。でも、「このままじゃいけない」って思って、直属の上司に「社長にこんなことを言われたんです」って相談したんです。社長に直接聞いてもよかったんですけど、「まずは上司に訊いてみよう」って思ったんですよね。

そうしたら、「こういうことじゃない?」「戸塚さん、こういうところあるよ」ってフィードバックをもらって、「あぁ、そういうことなんだな」っていうのを自覚し始めたんだと思うんですよ。「学生気分じゃダメだ」「ちゃんとしなくちゃいけないな」って。

――社長も上司も、戸塚さんのことを、よく見てくださっていたんでしょうね。

社長と上司が連携していたんだと思いますね。自分の後輩を育成する時にも、連携を取るようにしているんですが、当時も社長と上司がそういったフォロー体制というか、環境を整えてくれていたんだろうな、と思います。

――「アットホーム」っていうキーワードに戻りますけど、1人1人の社員のプライベートな部分というか、性格とか性質とかみたいなものも見守りながら、育てていこうっていう社風があるんでしょうね。素敵ですね。

あとは、これは当然のことですけど、お客さん先に行く時は、「アイトライ」っていう看板を背負っていると思うんですね。会社の看板を背負うなら、「きっとこの会社は、他の社員の皆も、こういう感じなんだな」って良い印象に思ってもらえるように、ちゃんとしっかりしていこう、って思ったんですよね。

――なるほど。大切なことですね。そういう話って、後輩にもしますか?

たまに、ですかね。気づいたら、つい自分の話をしている、っていうのはありますね。後輩だったら、「うわ、長いな、こいつの話!」って感じで嫌ですよね(笑)

■これからの仕事と、これからのプライベートについて

――これから3年目を迎えようという時期ですけど、仕事の面では、これからどうなっていきたいですか?

IT業界に入ったからには、技術力が求められるかな、と思いますね。どんどん技術が進歩して、常に最新が更新されていくんですよね。だから、日々勉強が必要だな、というのは感じています。コミュニケーション能力が大事とは話したんですけど、それだけではカバーできない部分もあるので、技術力を磨かなければいけないな、と思いますね。今、お邪魔しているお客さん先にずっといるとは限らないので、次の現場を任されるためには、ステップアップ、スキルアップしていかないといけないな、って思いますね。
あとは後輩指導という面では、当時の上司のような頼れる存在になりたいな、っていうのは思いますね。

――こんな後輩が入ってきてくれたら面白いな、っていうのはありますか?

IT業界って理系のイメージがあると思うんですけど、それだけじゃ理系出身の人たちだけの価値観や考え方に固まっちゃうんじゃないかな、と思うんですよね。色々な分野やジャンルの人、学んできたことが違う人たちが今、アイトライに集まり始めていると思うんですけど、そうやって違う考えを持つ者同士が集まった時に、組織としてどれだけ大きなことができるんだろう、っていうのが楽しみですね。今の同期や後輩も、皆、違うものを持っているので、切磋琢磨じゃないですけど、刺激を与えあうことができていますし、後輩とも色々な意見を戦わせたい、議論をしていきたい、っていう想いもあります。その方が自分にとっても学べることが沢山あるんじゃないかな、と思うんですよね。

だから、IT業界っていうカテゴリーはありますけど、色々なジャンルの人が挑戦できる、っていうのを知ってもらえたら嬉しいですね。

――今後のプライベートについては、どうですか?

30歳くらいには結婚していたいな、いい人に出会いたいな、っていうのは思いますね。学生時代の恋愛で止まっていて、社会人になってから経験がないので、社会人の恋愛ってどんなものだろうな、っていう憧れというか、楽しみがあります。

――プライベートなので、答えていただけたら、という感じですが、どんな人がタイプですか?

包容力がある人、ですかね。自分を受け入れてくれる人。あえて空気を読んで、自分がぼけたら、突っ込んでくれて、クールで「何やってるんだ、こいつ」って感じで接してくれる人ですかね。でも、分からないですね。これまでのタイプとは全然違うタイプの女性に出会って、また違うありのままの自分が出てくるのも楽しみですけどね。
なんか、恋愛観を語っているのって恥ずかしいですね。気取ったヤツみたいで嫌ですね(笑)

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