ゲーム感覚で仕事のステージをクリアしていく

ゲーム感覚で仕事の
ステージをクリアしていく

緒方貴裕OGATA TAKAHIRO

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今回は新卒入社3年目で責任者を任されている緒方さんにインタビューでお話しを伺いました。幼少期の、とある日の出来事を境目に、小学校・中学校までは周りの空気を読み、「優等生」を演じていた、と語る緒方さん。そして、自分らしさを楽しめるようになった高校時代と大学時代。客観的・俯瞰的に「仕事」と「プライベート」の両方を楽しむ方法を見出した社会人生活。大変なことも多い中で「ゲーム感覚ですね」と笑って課題をクリアしていく彼の仕事観と考え方の軸に迫りました。
インタビュー実施日:2017年11月27日(らしくインタビュアー渡辺)

■就職活動の軸は「接客をしたい」「小売業界志望」だった

――先日は座談会へのご協力ありがとうございました(※座談会の記事は近日中に掲載される予定です)。事前に少し聞いたお話しだと、緒方さんが内定受諾したのは内定式直前だったそうですね。

そうですね。僕は入社を決めたのが内定式の少し前くらいだったので、すでにお互いを知っていて、関係性のできている他の同期よりも後に入っていったんです。

――割と遅くまで入社をためらっていた、何かしらの原因はあったんですか?

業界を絞るのが大変でした。「接客をしたい」という考えと、小売業界志望、というのはぶれなかったんですが、形態がコンビニなのか、スーパーなのか、百貨店なのか、迷っていました。ギリギリになって、この会社なら、「すぐに店長になれる」だったり、「店に行けばなんでも揃う売り場の魅力がある」だったりに気づいて、決断しました。入社を決めたのは、同期では最後だったと思います。

――「接客をしたい」とおっしゃいますけど、飲食とかは興味なかった?

大学時代にアルバイトしていたのが、ファミレスだったんです。楽しかったんですが、店長の姿を見ると「大変なんだろうな」っていうのが伝わってきたので(笑) 異動も激しかったし、入っては出ていき、というのも見ていたので、「自分はちょっと違うかな」と感じて飲食業界は目指さなかったですね。

実際、今、この店に配属になって異動もなく、丸2年になります。当時のアルバイト先の店長と比べると、同じ環境、職場で、長く働けているんじゃないかな、良かったなと思いますね。

――店長という立場で、店舗のクルーさんと接する中で、意識していることはありますか?

とにかく笑うことですかね。学生のクルーは接しやすいですよね、自分の方が年上ですから。年上のクルーさんは、少し気を遣います。何かあった時には、年下であっても店長としての立場できちんと指摘し、叱りますけど、一度関係性が壊れてしまったら、そのまま修復ができなくなってしまう気がするので、「気まずい雰囲気にならないよう」「とにかく笑って、楽しく働けるようにしよう」というのを心がけています。とは言うものの、私の店舗は最後まで話を聞いてくれるメンバーが多いので、やりやすいです。

――店舗という現場で、社員の立場で働くのはおひとりですよね? 孤独だったり、寂しかったりはしないですか?

立場があるので言わなくちゃいけないことは言わなくちゃいけない。そういう時は寂しいのかな・・・。でも、それすら忘れさせてくれるクルーの存在があります。同期とは電話で連絡を取り合うことが多いので、そこは嬉しく思っています。月に一度、会議があって同期と会って情報共有して、っていうのがあるので、そういう意味では恵まれていますね。

――店長としてお仕事の悩みや課題もあるかと思うのですが、何か対策や秘訣はありますか?

あまり「どうしよう・・・」って深く悩まないようには意識しています。あまり良くないかもしれませんが、「この問題は今は置いておこう」「目の前にあることに集中しよう」って割り切るようにしています。やることが沢山あるんです。不器用なので、一度に何個も抱えて並行させて仕事をすることができないので、「見て見ぬふりをしよう」「今は、ちょっとこの問題は手をつけずにいよう」って区切りをつけて仕事をするようにしています。

■小学生のある日、とあることがきっかけで性格が180度変わった

――すごくしっかりしている印象ですが、昔からそういう性格だったのでしょう。小さい頃はどんなお子さんでしたか?

幼稚園まではすごくやんちゃだったようです。幼稚園から脱走したり、雨の中、外ではしゃいでいたり、元気でやんちゃだったと聞きます。でも、小学生になった時に、ガラっと性格が変わることがあって。今でも、その日のことは鮮明に覚えています。

ある日、母親の美容室についていったんですね。でも暇で、母がカットしてもらっている間に、美容室を出て一人で帰っちゃったんです。その後、いなくなったことに気づいた母親にめちゃくちゃ叱られたんですけど、その叱り方に恐怖を感じてしまって。そこから急におとなしくなってしまったんです。それまでは生意気だったんですが、それからは空気を読むような子になりましたね。もう性格が180度変わりました。

――そんなに叱られたんですか! お母さまとは、その事件のことを話しますか?

いえ、話していないです。多分、親としては、言うことを聞くおとなしい子に育てたかったんでしょうね。だから、希望通りになったのだと思います。今も、その叱られたことについて話すことはないですね。

――その後、自分らしさというか、やんちゃった性格は失われてしまった?

無意識に、それから自分らしさを抑えた時期が続きましたね。高校生になって、少しずつ許される範囲で髪の毛を染めたり自分らしさを出したりし始めました。高校からは自分の好きなことができる、と、小学生の時に閉じた蓋を、また開いた・・・という感じでした。高校までは「真面目さん」ぶっていました。

――優等生ぶっていた?

優等生ぶっていましたね(笑) 生徒会のような「真面目」な役割に関して、積極的に手を挙げていました。今考えると、そういう優等生で真面目なイメージを演じ切ることが、反抗心の表れだったのかもしれないですね。与えられたイメージで、優等生を演じ切ってやる、みたいな変な反抗心があったんだと思います。

――親は「なんていい子に育ったんでしょう」って喜んでいたんでしょうね(笑)

■兄と比べられていた日々の中で、自分らしさを抑えるようになっていた

――兄弟はいらっしゃいますか?

4つ上の兄がいます。兄が優等生だったんですね。エリートだったんです。「あなたもこうなりなさいよ」って言われて、同じ塾で、同じ先生に通って、この時期のテストではこんな点数を取って・・・っていう計画が練られていたんですよ。でも、そこで自分がその兄と同じコースから外れて、普通の県立高校に進学して、ようやく自分の人生になっていった、という気がします。あまり比べられる機会も減ったので、自分らしさっていうものをまた表に出せるようになってきたんだと思います。それでも兄はひとつの指標にはなっています。

――弟気質、弟キャラっていうのはありますか?

自分に甘くて、他人に厳しいですね。自分は遅刻しがちなのに、他人が遅れてくると「何やっているんだ!」と叱ったりして・・・わがまま、なんですかね。自分が許されることが分かっている。手を抜ける場所は手を抜きがちですね。

――弟とか妹とかって、よく見ているんでしょうね。

兄弟の下の立場っていうのは、よく見ていて、立ち回るのがうまくなっていく気がしますね。ずる賢い部分もあると思います。

緒方さんが勤務するのは・・・
株式会社ローソンストア100
株式会社ローソンストア100 採用ページはこちら

――高校に入ってからの話に戻します。どんな高校生活でしたか?

自分の好きな髪の色にして、好きな服を着て、好きなカバンで通学して。好きな部活に入って。本当に好きなことをやっていました。

――部活は何を?

高校時代は、軽音楽部でベースをやっていました。学園祭でもライブをやったりして、楽しかったですね。

――大学に進学してからは、いかがでしょう?

高校の延長線上、っていう感じでしたね。大学デビューっていうのはなかったですね。バイトを始めたくらいでしたね。高校から自由な環境にいたので、これといって新鮮味はなかったですね。地方からくる人の価値観に触れて楽しかったくらいですかね。
大学は歴史学科で日本史を専攻していました。英語か歴史か迷ったんですが、英語で論文を書くよりは日本語のレポートの方が楽かな、と思って、楽を選びました(笑)

■根底にあるのは「自分のしたいことは絶対にする。後悔したくない」という気持ち

――自分で大切にしているポリシーってありますか?

自分のしたいことは絶対にする。何がなんでもする。睡眠時間を削ってもする。「後悔したくない」という思いが根底にあります。

中学の頃の経験は大きいですね。中学の時も、兄が通った高校を目指すことが当たり前になっていたんですね。自分の行きたい高校を探すことをしていなかったんですが、今思えば、他に行きたい学校があったんじゃないかな、と思います。優等生を演じる中で、自分らしさを解放できる場所が少なかった記憶があって、根幹として「もう後悔はしたくない」って考えています。

――中学の頃は何をしたかった?

特に何・・・っていうのはないですけど・・・それも兄がバスケ部だったので、自分もバスケ部に入ったんですよ。スラムダンクも何度も読み返して、夢中になっていたのは事実なんですけどね。ただ、運動部なので走らされたりするんですよね。走るのが嫌でしたね。太っていたんですよ。小学校六年生のときは、本当に肥えていたんですけど、バスケ部に入ったおかげで痩せました。

バスケやっていて良かったことは良かったんですが・・・本当は吹奏楽やりたかったんですよね! 体験入部の時、色々触った中で、トロンボーンが一番気になったんですよね。今、中学に戻れるなら、吹奏楽部に入りたいですね。

――やっぱり好きなものは音楽なんですね! 高校の部活で軽音楽をやっていた時、その道に進みたい、という想いはなかったんですか?

周りがすごいメンバーばかりだったんですね。皆、うまかった。今も個々人でライブ活動している奴もいますけど、自分はその道では生きていけないなと思ったんです。

文化祭が最後の演奏だったんですけど、その前後では、「音楽は趣味にしておこう」って思ったんですね。その時点で「ダメだな」「音楽の道は難しい」ってわかったんです。それで飯を食っていくっていうのは無理だって悟ったんですね。

■仕事で不安になった時は、専用のノートに書きだす!

――前回の座談会では、趣味は「ダーツ」と「バイク」とおっしゃっていましたよね。

ダーツは大学の時に始めたんですけど、社会に出てしばらく行けてなかったんですよね。最近、またやり始めました。お酒飲みながらダーツやるのは最高ですよね。

バイクは大学の頃に兄のものを譲り受けたんですが、自分の好きなタイプがあったので、入社してお金を貯めて、買いました。冬は寒くて、行動が限られてしまうので、夏前、夏場がいいですね。一泊で行くなら、長野くらいまでは行きます。日帰りなら静岡に行ったりとか。さすがに関西とかまでは行けないですね。2泊3日の遠出もしたいんですが、連休が取りづらいっていうのがつらいところです。あとは何かあった時に、すぐに帰ってこられない、バイクに乗って帰ってこなくちゃいけないっていうのもあって、あまり遠出はしないですね。

――仕事で悩んだ時は、どう対処していますか? バイクを飛ばして忘れるなんてことはあるんですか?

仕事中に職場で悩むことはあまりないですが、家に帰って、色々思うことはあります。帰宅して、振り返って、「どうしたらよかったんだろう」って考えることはあります。

――ちなみに同期の木下さんは「寝て忘れる」って言っていましたけど。

寝て忘れることもありますけど、絶対自分の中に残っているので、思い出しちゃうんですよね。それが嫌なので、何か思うことがあったら、とにかく紙に書きますね。それ専用のノートが家にあるんですけど、自分の不安や不満、疑問を書きだしています。疑問は上司に訊いて解決すればいいんですけど、不安点や不満点はガーっと書いておきます。自分の頭の中で考えることって、絶対に戻ってくるんですよ。フラッシュバックのようによみがえる。ふとした瞬間に、「あ、そういえば」って思いだすんです。紙に書くと、脳から腕、手をつたって流れて出ていく感じがするんです。いつでも自分で見ることができるので、書き留めておけばいいのかな、と思って、ノートに書きだすようになりました。

あとは、父親に相談することも多いですね。全然違う業界で働いていますけど、解決の糸口になることが多いので、頼りにしていますね。

――お父さん、嬉しいでしょうね。息子が相談してくれるっていうのは。

母から聞く話だと、父親は就活の時なんかも話してほしいと言っていたようですね。「なんだ、今更」とは言いながら、なんだかんだ相談に乗って、アドバイスしてくれますね。バイクも父親が乗っていたっていう影響が大きくて、一緒にツーリングに出かけたりもしますね。

――お兄さんは?

兄が一人暮らしをしてからは、あまり連絡を取らなくなってしまったんです。ゲームの話はしょっちゅうするんですけど、兄も転職したばかりで仕事は大変そうなので、あまり自分の愚痴とか疑問とかをぶつけても、返事はこないだろうな、って思って。飲みに行った時は語ったりしますけど、基本的に、ゲームの話ばかりですね(笑)

――家族、仲良いですね。

男ばかりだからですかね。母は寂しいですよね、きっと(笑)

<ここで緒方さん宛に電話が入りました。着信の画面を見た瞬間に顔色が変わった緒方さん。真剣なまなざしで携帯電話を握り、「分かった、こっちで何とかするから大丈夫」と口にし、「ちょっとすみません、夕方からのシフトのクルーが来られないって連絡なので、調整させてください」とその場を離れました。5分で戻ってきた緒方さんにインタビューを続けました。>

■「こっちで何とかするから大丈夫」と言う立場に立っている

――大丈夫ですか?

すみません、お騒がせしました。何とか解決しました。この後の夕方勤務のクルーさんが急きょ出勤できなくなってしまった連絡だったんですが、別のクルーが来てくれることになりました。

――カッコよかったです、今。「こっちで何とかするから大丈夫」って。電話が鳴った時、パッと顔が変わりましたよね。

いやいや、ちょっと嫌な予感はしていたんですが、ヒヤッとしましたね。

――こういう時に、自分が責任者なんだな、って思いません? もちろん、メンバーやクルーに協力してもらって乗り越えるんですけど、自分が判断して調整して、っていう立場だと、他人には甘えられないじゃないですか。どれくらいで慣れました?

最初、店長になったばかりの頃は前任の店長がきっちりしてくれていたので、あまりこういうことがなかったんですね。半年くらい経過して、環境が変わって、クルーさんが卒業していったんです。それで、いざ自分が採用したクルーさんが勤務を開始しました、っていう状態になって、今日みたいに急に穴が開いてしまいそうになった時に、緊張するというか、冷静になれなくなっちゃいましたね。一瞬、「あれ? どうしよう!」って。片っ端から、クルーメンバーに連絡をして、シフトに出てくれる人を探さなければいけない。何とかなることが多いんですけど、夕方の時間は焦りますね。「自分がシフトを埋めなくちゃいけないのかもしれない」という覚悟をすることもあります。

――採用する際に大切にしていることってありますか?

「愛想」ですかね。表情豊かな人をなるべくメンバーに迎え入れたいと考えています。接客業ですし、レジでの対応で店の印象が変わりますからね。あとは、ちゃんとシフトに入ってくれる人。三重に確認しますね。「大丈夫?」「本当に?」って詰め寄りますね(笑) これもコツが分かってきたんですが、最初は書面を見ながら「大丈夫~?」って訊く。「大丈夫です」って言われたら、今度は顔を見て「大丈夫?」って二度目を質問する。そこで、ビクってなる人は、危ないかな、って思いますね。

前の店長から引き継ぎをしていた期間は、採用の機会があまりなかったんですね。何が基準で採用しているのか、とか、全然わからなかったですね。

――もう慣れましたか?

今でも、年上の応募者は緊張しますね。事務的な質問になってしまいがちです。ぎこちなくなってしまうと自覚しています。働いていく中で、お互いの相性とか接し方とかが分かってくる感じですかね。

■自分の店の自慢は「特に夜勤のメンバーのすごさ」

――自分の店やチームについて、自慢できることはあります?

うちの店は、特に夜勤クルーがすごいですね。他の店舗の話を聞けば聞くほど、うちの夜勤は自慢できるぞ!って思いますね。特に売り場づくりなんかは、夕方、私が退勤する時に「こうしておいてもらえませんか」って伝えておくと、「いいですよ」って言ってくれて、翌朝行くと、もうちゃんと売り場が完成したりするんですよ。本当に支えてもらっていますね。

――日勤、夕勤、夜勤といると、皆で集まることは難しいですよね? 忘年会とか飲み会とか。

夜勤のクルーのメンバーとは、朝、集まるしかないんですよね。皆は勤務明けでお酒飲みたいはずですが、私が寝起きなので、「ごめん、コーヒーで許して」って言って、付き合ってもらっていますね。日勤の学生クルーは一緒に夕方から勤務後に飲みに行ったりはしますけどね。おっしゃる通り、店舗スタッフ全員で行くっていうことはできません。365日24時間、誰かしらがお店に立ってくれて成り立っていますからね。

■店長に向いているのは「人見知り」タイプ

――緒方さんは、どんな人が、御社の店長職に向いていると思いますか?

同期の木下さんみたいなタイプは向いているでしょうね。元気、かつ、人と接するのが好き。でも実は、人見知り。実は人見知りする人が、この仕事は向いているんじゃないかな、って思います。人見知りする人って、絶対に相手との距離を置くんですよ。近すぎない距離までは近づく、そして、離れすぎない。ある程度の適度な距離を置けることが店長には求められるのではないかと思います。クルーさんと仲良すぎてしまうと公平・不公平の問題になってしまうこともある。何かしら一線を置ける人っていうのが店長には向いていると思っています。

入社した頃は、「人が好き」「接客が好き」っていうので仕事を始めたんですけど、よくよく働いてみると、お客様に対しても、クルーさんに対しても、立場的に距離を保たなければいけないっていうポジションなんですよね、店長って。

そんなことを考え、意識する中で、同期からの電話がかかってきたりすると、ちょっとホッとしますね。緊張の糸がほぐれて、ゆるくなりますね。

――緒方さん、温度感が的確ですよね! 私の話で恐縮ですが、私は熱い人間なので、人見知りはしないけれど、クルーやお客さんに思いが行き過ぎてしまうタイプだと思うんですね。ドラマや映画の世界なら、ドラマチックでいいんでしょうけど、日々現実に続いていくことだと、そうはいかない。店長ならなおさら、どこかでバランスを持って、冷静な立ち位置で物事を見ていなければいけないんだろうな、って思います。その冷静さは本当にすごいな、とお話しを伺っていて、驚かされます。

――その冷静な自分をなくす瞬間ってありますか?

ぶちぎれるとかですか?

――いや、ぶちぎれなくてもいいですけど(笑) 気づいたら心から笑ったりとか。油断しているとか。

オフの時間は、店を後にした瞬間から、少しずつ自分らしさっていうのが、にじみ出てくるんですよ。「この後、ダーツ行って、お酒飲んで・・・」って頭の中で考えていくと、もう自分らしい時間になりますよね。

その中でも、一番は、高校の時の友達とお酒飲んだり、ダーツしたりしている時が、最も自分らしい時間かなと思いますね。バンドやっていた仲間もいれば、卒業してから仲良くなった友達だったり。色々なことを話します。仕事のことも、プライベートのことも、すべてを話し合いますね。

――緒方さんが語る方ですか?

聞く方ですね(笑) なんか他人から見たら面白いかもしれないけど、自分としてはいたって普通。自分では面白い話題を持っていないと思うので、自ら喋ることはしないのかもしれないですね。周りの友達が話がうまくて、面白おかしく演出できる奴が多いんです。私は聞いていて、笑って楽しんで、たまに、突っ込んで、っていう立ち位置ですね。

――突っ込みを入れられる方が、高度なコミュニケーションスキルな気がしますけどね(笑)

人の話を聞くのが楽しいんですね。

――あなたにとっての自分らしさって何だと思いますか?

負けず嫌い、ですかね。自分にも、誰かにも、負けたくもないんです。

小学校4年生の頃から少し剣道をやっていたんですよ。負けるのが悔しくて、家に帰っても素振りをして練習したりとか。今の趣味のダーツも、対戦になると緊張してうまく投げられないっていうのがあるんです。そういうのも悔しいし、前日自分が出した記録よりも劣っていたら悔しい。

――ストイックですね! 仕事でもそういう面がありますか? 同期よりも早く出世したい、とか、売上あげたい、とか?

うーん・・・仕事では、あまりないかもしれないですね(笑)

――仕事で、楽しいと感じるのは?

これは座談会でも話したんですけど、自分で仮説を立てて、売上動向を見るのは好きですね。

あとは、クルーさんができなかったことができるようになるのを見るのが好きですね。でも、そういう成長過程とか推移とかって、なかなか見えづらいじゃないですか。「いつの間にかできている」っていう感じで、気づいたら、あの人、これができるようになっている!っていう感じなんですよね。それに気づいた時に、密かに嬉しく思いますね。

うーん・・・でも、プライベートの方が充実しているのかもしれませんね(笑)

■仕事とプライベートのうまい切り分け方

――仕事に対して真摯ですよね。私は公私混同型だと思うんです。緒方さんがおっしゃった「ちょっと置いておこう」っていうのができないんです。だから緒方さんはすごくプロだな、と感じます。緒方さんは「自分らしさ」っていうのはちゃんとプライベートの中にあって、でも、仕事の中でも、楽しいと感じることとか、嬉しいと感じることとかがちゃんとある。仕事は仕事、っていう割り切りというかプロ意識があって、その中で楽しめていること、嬉しく、とても羨ましいです。

そうですね。たぶん、すごく区切っていると思います。時間の過ごし方も、キャラの出し方も、違うかもしれないです。仕事の緒方と、プライベートの緒方っていうのは、まったく違うかもしれないですね。

――最近の学生や若い世代って、ワークライフバランスとか、プライベートとかを大切にしたいって思う人が増えているらしいんですけど、そういう人たちには緒方さんのこの仕事とプライベートの考え方っていうのは素敵に映るんじゃないかなぁって思いました。

こんな言い方がいいかはわからないんですけど、ゲームが好きなんで、仕事についても、どこかゲーム感覚みたいなところはありますね。「今日はこれを達成する」「朝から夕方までで、確実にこれを終わらせる」ってそういうタスクを決めています。イレギュラーはもちろんありますけど、予定通りに終わったら、それがそのまま自分の経験値になる。例えば、休みの日に電話がかかってきたとしても、対応が終わってみれば、自分の経験になるので、そこまで辛い大変なことにはならない。お客様にクレームをいただいても、「どうしたら次は繰り返さないで済むのか」を考えるきっかけになる。そういう経験値につながっていく経験は嫌いじゃないですね。

――今、自分がどういう役割を求められているのか、焦りながらも俯瞰的にちゃんと見ようとする。ゲーム感覚っていう表現がそれを示しているかは分からないですけど、その客観性を保つって、とてもクレバーだと思うんですよね。紙に書きだしてみたり、プライベートとワークを別に考えて整理してみたり。そういう働き方が、緒方さんらしさなのかもしれませんね。

どうなんでしょうね。意識はしていますね。

――今日はありがとうございました。色々とお話しを伺えてよかったです。

楽しかったです。聞きながら、自分で考えて、自分も喋るっていうのが好きなんですね。

――そうですよね。聞き手だっておっしゃっていたけど、多分、お話しするのも好きなんだろうな、って伝わってきました。ありがとうございました!

緒方さんが勤務するのは・・・
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