皆で一緒に盛り上げて、最高売上を更新し続ける | らしく

  • 座談会

皆で一緒に盛り上げて、最高売上を更新し続ける

今回の座談会では、各現場で「最高売上を達成しよう!」と日々奮闘する皆さんにお話しいただきました。年に一度訪れる「お祭り」のような繁忙期の度に、それを楽しみながら毎年最高売上を更新し続ける皆さんの頑張りをお伺いするとともに、時代の変化とともに変わっていった社内の風土や体制についてもご紹介いただきました。ひとりひとりを大切にする組織の姿勢と、皆でより良い職場を作っていこう、という社員の皆さんの気持ちがあふれる座談会をお楽しみにください。
インタビュー実施日:2018年1月16日(らしくインタビュアー渡辺)

目次

■私が「頑張りたい」って言ったことに対して、皆も「一緒に頑張ろう」って思ってくれていたのが嬉しかった

――最初に、皆さんの今の勤務地とお立場をお聞かせいただけますか?

高柳

石川県金沢で、店長をしています。入社4年目の高柳と申します。

谷津

栃木県佐野市で、店長として働いています。谷津です。12年目です。

愛知県の名古屋で、店舗責任者をしています、林です。入社3年目です。

多田

入社して何年目…もう忘れてしまいましたけど(笑)、1999年の入社です。多田です。

北出

千葉県で働いています、北出と申します。今年入社した1年目です。

――1年目からベテランの方までいらっしゃいますね! 飲食の現場で働いていらっしゃる皆さんに、いろいろなお話しをお伺いしようと思いますが、まずは、仕事の好きなところを教えていただいてもいいですか? 是非、心温まる話なんかも聞きたいです。

北出

私の働く店のキャストさんは本当に優しい人が多いんです。定期的に発行される社内報があるんですけど、キャストのお客様への対応が良くて、お客様から選ばれたお店として紹介されたんです。お客様が心に残った対応として、お味噌汁をこぼしてしまった時に、すぐに「大丈夫ですか?」ってかけつけて対応したらしいんですね。その対応についてのお褒めの言葉が、社内報にも紹介されたんです。

高柳

それは嬉しいと思いますね。お褒めの言葉をいただくことも嬉しいですし、それが社内報に取り上げられるっていうのは、嬉しいはずです。

北出

社内報って数に限りがあって、社員に配る枚数しかないんですね。キャストさんの分は配られなくて、店での共有は回覧するしかないんです。でも、せっかくだからって思ったので、私の自分の分をコピーして、そのキャストさんにあげました。

――それこそまさに、温まる話ですね!

高柳

私の場合は、従業員…アルバイトやパートさんと関わっている中で、自分が採用した皆が、こんな未熟な私についてきてくれることが嬉しいです。さらに、その方たちの成長が見える時っていうのは、本当に嬉しいですよね。

こないだも、年末年始のことですけど、シフトに入っていたのは皆、学生だったんです。その日の売上目標額があって、皆で「達成しよう」って頑張っていたんです。21時で勤務が終わる学生の子たちもいたんですけど、閉店の23時になったら、その子たちが戻ってきてくれたんですよ! 「売上、行きました? 達成しました?」って聞きに、わざわざお店に戻ってきてくれて。

――それはSNSとかメールとかではなく、店に戻ってきてくれたってことですよね?

高柳

そうです。気にしてくれていたみたいです。帰りの電車の時間もあって、閉店までは働けない子たちなんですけど、どこかのカフェで閉店時間を待っていてくれたみたいなんです。それで、お店に戻ってきて、「売上、行きました?」「行ったよ! 皆、ありがとう!」「わーい! じゃぁ、帰りまーす!」みたいな感じで。

――あ、「じゃー、打ち上げだー。飲みに行こう!」っていうわけじゃないんですね(笑)

高柳

皆、帰りの時間があるので(笑)。でもその時、店長として私が「頑張りたい」って言ったことに対して、皆も「一緒に頑張ろう」って思ってくれていたんだな、っていうのが分かって、嬉しかったです。

■自分一人だけで頑張っていても、限界がある。だからこそ「一緒にやっていこう」って思っている

――それって結構レアなケースじゃないのかな?と、その業界にいない私からすると思うんですけど、そういう熱い人が多い業界、会社なんですか?

多田

高柳さんが働いているのは、学生がすごく多い店舗なんですね。週末はほぼ学生が現場を回してくれているんです。その中で、高柳さんは店長として、コミュニケーションを密にとっていますし、多分、今の学生さんたちが求める「一体感」みたいなものにハマっているんじゃないかな、と思いますね。そういうのが好きな子が沢山働いてくれているというか。

高柳さん自身も「行くぞ、行くぞー」っていうタイプなので(笑)、そこにまた一体感が生まれて、うまくやっているんじゃないかな、と思います。

ちなみに、その売上達成した日の夜は私にも「行きましたー!」っていう報告メールが来ました。

高柳

自分一人だけで頑張っていても、限界があると思うんです。だからこそ、「一緒に頑張りたい」「一緒にやっていこう」っていう気持ちを持って働いています。「それは皆にちゃんと伝わっているかな」「皆が頑張れる風土は作れているかな」っていうのは、やはり常に気になっているので、年末年始のその出来事で、「皆も目標をもって、同じ気持ちで働いてくれているんだ」っていうのが分かって嬉しかったですね。一緒に働いているチーム感というか、仲間感を感じました。「人と一緒にやっている仕事」って実感できました。

――それは、店長として、例えば、売上とか数字とかの意識は教え込んだわけではない?

高柳

そうですね、全然、そんな感じではなかったと思うんですけど。

多田

それは、高柳さん、あれでしょう? 「売上達成したい!」っていう強い想いだけでしょう? 

高柳

想いだけじゃないですよ!(笑) これは私の考えですけど、社員は売上を意識しなければいけない立場だけど、学生は必ずしもそういう感覚で働いているわけじゃないと思うんですね。だから、売上目標を皆に押し付けるのは違うな、って思うんです。

でも、例えば特別な日は、「この時間までに、いくら売ろう」っていう会社から言われている目標をうまく共有しながらやれているのかな、っていうのは感じます。下手くそながら、「この商品はね」って一生懸命に説明して、その姿を皆は見ていて、「あ、店長、頑張ってるんや」って思ってくれているんだと思うんですよね。なんていうか、皆、「乗っかってくれている感じ」だと思うんです。私が皆を動かしている、というわけではないんですけど、そう言うと、偉そうで嫌なんですけど、そうやって人を巻き込んでいけるところは、飲食店の醍醐味じゃないかな、と思います。スポーツみたいな感じですかね。

■きっと根本にあるのは、皆の中にある「絶対に、売上を達成しようよ」っていう気持ち

――すごく頷いていらっしゃいますけど、谷津さんも、そうですか?

谷津

そうですね。私の店舗は、高柳さんのお店のように若い学生が多いんじゃなくて、主婦層が多いお店なんですね。ディナータイムも日曜日、祝日も、パートさんが核となって働いてくれているんです。そういうパートさんは、すごく数字に対する意識が高くて、「今日の予算、いくら?」「今日はどれくらい行くと思うの?」「店長は、どれくらい、この料理が出ると思っているの?」みたいな感じで、攻めの姿勢で来てくれるんですよね。私が「今日はこれくらいかな」って返すと、「じゃぁ、これくらいスタンバイすればいいのね!」「それなら、私、がんがん、お客様をエスコートするからね!」って。

ランチでお客様を案内してくれるエスコートの担当も「ランチでここまでやったんだから。ここからはディナーのメンバーに任せるから、絶対に予算を達成してよ! 頼んだからね!」っていう感じなんです(笑)

――すごいですね(笑)

谷津

きっと根本にあるのは、皆の中にある「絶対に、売上を達成しようよ」っていう気持ちだと思うんですよね。

先ほど、高柳さんのお店の話がありましたけど、うちの店も、1月2日に最高売上をはじき出したんです。それもあるパートさんとの約束があって。そのパートさん、1年前の年末年始は休んでいらしたんですね。ただ、大ベテランの方で、ご案内や接客がとにかく上手なんです。だから、私、「2018年は絶対に、一緒に最高売上を実現しましょうね」「あなたとだったら、絶対に最高売上を出せると思っている」っていう話をしていたんです。それを覚えていてくれたのかどうかは分からないんですけど、ふと「お正月…私、出てみようかな」って言ってくれたんです。当日は、その方が、「まだ行ける、まだ行ける」っていう感じでどんどんエスコートしてくれて、お客様をご案内してくれて、そのおかげもあって、最高売上に到達したんです!

一同

すごい!!(拍手)

谷津

キッチンもベテランが多いので、「オーダー入れてくるなら、どんどん出してやる!」「おい、料理できあがったぞ! 運べ、運べ!」みたいな感じで、ホールもキッチンも強気な部分が相乗効果が生まれて(笑) だから、当日、店長の私は、全然苦労せずに、皆と一緒に楽しみながら最高売上に達することができて、「あー、この仕事、やっていてよかった!」って充実感がありました。

――そういう繁盛している時って、「波」みたいなものってありますよね。一人では乗れない「波」も、周りを見渡して、仲間がいるって思うと、「行けそうな気がする!」って言って、頑張れちゃいますよね。

谷津

そうですね。「もっと行けたな」とも思いましたけどね(笑)

■飲食業の繁忙期って、「祭り」みたいなもの。皆で一丸となって、「やってやろうぜ!」って最高売上を目指す

――こちらの会社は、体育会系の方が多いんですか?

多田

飲食の繁忙期って、「祭り」みたいなもんなんですよね。一年の集大成、みたいな。さらに面白いんですけど、店舗によって、売れる時期が違うんですね。正月だったり、ゴールデンウィークだったり特性によって異なるんですけど。

だから、その店ごとに、「今年のこの、一番売れる時期に、過去最高記録を出すんだ!」みたいな心意気みたいなのが、会社全体にあるんですよね。本当に祭りみたいなものです。「そこでどこまでやれるのかが、私たちのこの一年の成果だ」みたいなね。

高柳

それは確かにありますね。「この日だけは、とことん楽しもうぜ!」みたいな感じです。

――「楽しもうぜ」っていうのと売上達成っていうのとが一緒になっているのがいいですね。ただただ忙しくて大変な日、っていうのではなく、「売上達成する日!」っていうのがいいですね。

多田

そうですね。

――林さんは何か心温まるエピソードはありますか?

僕は皆と少し違う話なんですけど… こないだの12月に異動になったんですね。その時に送別会を開いてもらって、その店の全員が来てくれたんですよ。前に勤務していた人も来てくれて。最後は45人くらい集まってくれて、すごく感動しました。

多田

それは嬉しいね。

僕はキッチンのトレーナーとして、ずっと店の皆と働いてきていたから、辞めた子たちも来てくれて。僕自身は当日、自転車で行ったんですけど、皆からプレゼントをもらったら、持って帰れなくなっちゃって。すごい量になったんですね。一人の学生が車で来ていたので、自転車もプレゼントも車に乗せて、送ってもらったんですよね。

――そんなにたくさん! それはすごいですね。

そうなんですよ。すごく嬉しかったので、自分が新しく担当する店も、そういう店、そういうチームにしよう、って思いました。

■自慢気に自分の店の話をしている店長の顔を見るのが、私は嬉しい

――皆さんの中で、「自分の店をこういう店にしたい」っていうイメージやキャッチコピーみたいなものってありますか?

多田

私は運営部の人間なんで、各店いろいろな色があるし、一概には言えないですけど…。

店長が会社や自分たち、つまり運営部に対して、どう思っているのかっていうのを話しやすい運営部でいたい、って思います。逆に、運営部で「こうしたいよね」っていうのを店長が理解して、店舗のキャストさんとかアルバイトさんとかに伝えていってくれるようなのが理想ですね。

高柳店長が「学生が頑張ってくれて嬉しかった」と言っていたように、そういう話を自慢気にしている店長の顔を見るのが私は嬉しいですね。そういうのを日々、大事にしています。いわゆる「風通しがいい」っていうんですかね。皆が言いたいことを言えるっていうのが大事ですね。

谷津

そういう話、してるよね。

高柳

うん、言ってますね。

谷津

部長は言いやすいですね。話しやすいし、話しちゃいます。

――それは、どういうところなんでしょう? ご本人の前ですけど、多田部長のどういうところが話しやすいんでしょう?

高柳

もちろん、お人柄もあるんですけど、「聴こう」っていう姿勢を見せてくれますしね。

多田

お、なんか、俺、今、浴びせられている?(笑)

一同

(笑)

高柳

積極的に話したいと思うんですよね。それを聞いただけで終わらせないで、他の人に伝えてくださっているのを知っているから、信頼して話しちゃいますね。なんか、褒めすぎてますかね、浴びせてますね(笑)

谷津

多田部長は、こっちが提案したことを絶対に否定しないんですよ。聞いてから、理論立てて話を返してくれて、「根拠は?」って考えさせてくれるんですね。そう言われると、こちらも考えますよね。で、また提案する。そうすると、「じゃぁ、やってみれば!」って言ってくれる。間違ったことを言えば、「そうじゃないんじゃない?」って返してくれますし。なんていうか…多田部長は、私にとって、道しるべ?

一同

おおー(笑)

谷津

またいいこと言っちゃいましたね(笑)。

多田

もういいよ、浴びせるのは(笑)。

■自分とは違う視点で提案を持ってきてくれるのは大事にしたいし、面白い

――皆さん、こうおっしゃっていますが、多田さんご自身はいかがですか?

多田

でもね、ぶっちゃけ、わかんないのよ、こっちも。どうしたら本当にいいのか、っていうのはわからないじゃん。皆もそうでしょう? 「こうした方がいいだろうな」って思いながらも、どこかに不安があったり、「うまくいくのかな」って考えたり。

店見ているのも、運営部を見ているのも一緒で、本当にそのやり方がいいのかどうかは、やってみないと分からないって思ってるのね。だから、自分と違う視点から提案を持ってきてくれるのは大事にしたいし、面白いなって思うし、「やろう、やろう」って気になるし。各店舗違うからこそ、それが醍醐味というか。

そういう意味で、まだまだうちは、自由度が高いのかな、って思いますね。昔に比べると、がんじがらめというか、決まりが増えてきた気はしますけど、他の業界や会社と比べると、自由度はあるのかな、と思います。

――大事ですよね。店舗と本部って、離れていて、声掛け合いにくくなっちゃったら、「同じ会社じゃなくても良くない?」「同じブランドの意味ある?」ってなっちゃいますよね。仲間がいて、つながっているから、点と点が線になっていって、ひとつの組織としてブランドになりますもんね。

■自分の店は、自分の大事な人を連れて行きたくなるお店にしたい

――林さんはいかがですか?

店にとってお客様は一番大切なものですけど、僕の中では従業員、一緒に働く仲間も同じくらい大事にしたいんです。皆で楽しく働ける職場を作っていきたいって思います。だから異動して新しく担当する店舗に行っても、キャストとコミュニケーションをとるようにしていますね。学生のアルバイトには、就職とか資格取得とか、そういうところも相談に乗ったりしたいですし、必要なら自分が使っていた教材とか資料とかをあげたりもしています。

店長として数字の話が多いのは当然なんですけど、キャスト達に楽しく働いてもらいたいっていうのが、私の想いです。

谷津

私は、新入社員の頃から、自分の店は自分の大事な人を連れて行きたくなるお店にしたいな、って思っています。自分の働いているところや、自分の仕事に誇りを持っていないと、なかなか自分の大切な人を連れて行こうとは思わないと思うんです。だから、家族だったり、友達だったりをオフの日に連れてきて、ちょっと恥ずかし気にご飯食べているのを見ると、「ふふふ」って嬉しく思っちゃうんですよね(笑) 根底には「働いていることが楽しい」っていうのがあって、楽しくて大事な人を連れてこれて、なおかつ、売上には貪欲で、皆が数字に強くなって…そういう店にしたいと思っていますね。

――素敵ですね。素敵です。

高柳

私も同感です。従業員の方々が職場のことが好きっていうお店にしたいって思っています。新卒で3年目の時に今のお店をやるようになったんですけど、本当に、そう思うようになりました。

――先輩たちの話を聞いて、1年目の北出さんは、どうですか?

北出

私の店舗は、今、キャストさんが少なかったり、新しい人が多く入ってきて、皆、見ている方向が定まっていなかったり、持続的にお店にいてくれるキャストが少なかったりするんです。だからこそ、同じ方向性を見て、皆が継続して楽しく働ける店舗にしたいな、と思いました。

■「仕事もプライベートも充実させよう」っていう雰囲気になって、辞める人が減った

――何が、そういう店舗にしていくんでしょうね。先輩の皆さまにもお伺いしたいんですけど、イキイキしている店と、そうでない店…つまり、どこか活気がなかったり、メンバーが固定しなかったり、って、何が違うんでしょう?

谷津

私の職場は土日祝日出れなくてもOKだし、1日2時間でも「働きたい」っていう方がいればOKだし、その人のライフスタイルに合わせて勤務できる店になっていったんですね。そういうのが大きかったかな、って思います。

以前は土日のどちらかは出ないといけない、っていう暗黙のルールみたいなのがあったんですよね。でも、実は、そういう働き方ができない方って多いんですよね。私も同じく子どもを持つ主婦の方を採用することもあるので、相手の人の気持ちもわかるんですよね。だからこそ、「出勤できない日はできなくてもいいので、ここで長く細く働いてほしいです」って。「いずれ子育てが落ち着いたら、土日だって働けるようになるかもしれないし、そこまで無理しなくてもいいから、一緒に働きませんか」って。そういう話をするようになったんですよね。

一緒に働いているキャストの皆さんからは、そういう人を採用するって決めたら、「土日働けない人って、それってどうなんですか?」っていう反発があったんです。それに対して、「別にいいじゃないですか。平日のこの時間帯のシフトを埋めてくれるんだから、いいじゃないですか」って言えるようになったんです。なんていうか、「緩い雰囲気」にしていったんですよね。

だんだんと、ですけど、既存のキャストさんも、土日・祝日に家族との予定を入れたい、っていう声が増えたんです。そして、実際に、家族と過ごすようになったんです。その内に、店が「仕事もプライベートも充実させよう」っていう雰囲気になって、徐々に辞める人が減った気がします。

――それは大きな転換期だったと思うんですけど、「フルで働けない人も、積極的に採っていこう」っていう風に決めて、方針を変えたんですか?

谷津

「採っていこう」というより、純粋にそういう人が多くなったな、っていうのを肌で感じるようになったんです。それに自分自身も、たまには土日に休みを取って、家族との時間も大切にしたい。プライベートが充実していないと、仕事にも影響してしまうんですよね。だから、そういう希望を持っている人も、どんどん採用していこう、って思ったんですよね。

■時代の変化が押し寄せて、働き手がいなくなっていく…という現状の中で、「自分たちも変わっていかなくちゃ」ってなった

――多田部長にお伺いしたいんですが、この5年~10年の間で、働き方って変わっていったと思うんです。女性活躍もそうですけど、ワーキングマザーだ、イクボスだ、ダイバーシティだ、働き方改革だって、様々なキーワードも生まれましたよね。それこそ御社には、外国籍の方もいらっしゃいます。組織全体で風土が変わるようになったきっかけみたいなターニングポイントはあったんでしょうか。

多田

うーん…どうだろう? うちの会社はイオングループなので、やっぱりイオンから「やりましょう」って言われたっていうのはありますよね。私個人のことで言えば、自分だけで言えば、人事のK君と話をするようになって、採用についても考えるようになりました。

昔は「飲食店だぞ」「土日働くのが当たり前だろ」「飲食業なんだから」「それが無理なら働くな」っていう考えがあったんですよね。会社全体もそうでしたし、私もそうでした。私もそういうところで育っていますからね。

でも、そうは言っていられないっていう時代の変化が押し寄せてきて、働き手がいなくなっていく…という現状の中で、「こっちも変わっていかなくちゃいけない」ってなったんです。他の会社も世間も同じだと思うんですけど、そうやって変わらざるを得ない中で、「会社としてどういうことを進めていくの」っていうのを考え始めたのが、ターニングポイントだったんじゃないですかね。

――林さんが入社された3年前くらいはどうでした? もう当たり前でした?

社員も、そんなに頻繁ではなかったと思いますが、土日休む人もいました。休めるんだなって感じでした。

ただ、ソロインタビューでも話したんですけど、個人的には平日の休日が好きですけどね(笑)。どこも空いていますからね。

一同

そういうのもあるよね(笑)

――業界っていうところで言うと、そのあたりになんとなくの抵抗感があって、サービス業、飲食業って行きづらいって思っちゃうのかな、って感じるんです。私ももともとサービス業出身ですけど、「土日休めないんじゃないか」「店長になったら休みなんて取れないんじゃないか」っていう、そういうイメージがあるのかな、って思うんです。

多田

社員の労務管理が過去に比べて厳しくなったんですよね。そして、社員が残業をしないようにするためには、1時間でも出勤してくれる現場のパートやキャストさんを多く抱えて、そういった方々でシフトを組んでいかないと、やっていけないんですよね。

雇う側の社員が採用をする時に、「短時間しか働けない人か…、今までだったら採用しないけど…。人は必要だし、採るしかないのかな」って考えるようになったんだと思うんですよね。そうやって変わってきたんだと思います。残業が発生している以上、「あなたの平日の勤務時間を減らすことができれば、残業を減らすことができるようになるよね。じゃぁ、1時間でもいいから働いてくれる人を採用しよう」っていう考えに変わってきたんじゃないですかね。

■うちって、「助けてください」って言えば、ちゃんと助けてくれる会社。必要だったのは自分の意識改革

――現場にいらっしゃる谷津さん、いかがですか?

谷津

私自身、実際に結婚して、子どもが2人いて、働いているんですけど、まず当社は制度が充実していますね。時短勤務っていうのも制度でありますし。その制度があっても、風土がなかったら、うまくいかないと思うんです。正直、これまでは風土があまりなかった。でも、私はそれを使わざるを得なかったんですよね。無理やり、使って時短勤務を始めました。

ただ…、やっぱり、人がいないと、そこに自分がはまらないといけないので、当初、時短で、確か6時間勤務のはずだったんですけど、あっという間に残業せざるを得なくなったんですね。「これじゃ意味ないじゃん」って、私はフルタイムに戻したんです。でも、その時に、皆から「谷津さんにとって、どういうサポートがあれば、楽になれるの?」って言われてたんですね。人事部からも言われていたし、直属の上司からも言われていました。ただ、当時の私はがんじがらめで「店長なんだから、やらなければいけない!」っていう強い想いがあって、「いや、大丈夫です」「できます、できます」って言ってたんですよね。一応、二番手社員をつけてもらっていたんですけど、その子から見ても「育児をしながら働く姿じゃない」って言われていて。

会社で言えば、イオングループなので、制度も福利厚生もすごく充実しているんですが、それを活かすも殺すも自分自身だな、っていうのは、育児をしながら働いてきた8年間、ずっと感じていました。自分の意識改革が必要だったんですね。

うちの会社って自分が「助けてください」って言えば、ちゃんと助けてくれる会社なんです。

――お話しを伺っていて、そうなんだろうな、って思います。

谷津

そうなんです。直属で多田部長の部下になった時も、退職願を出したこともあったんですよ。「これ以上は、もう無理!」ってなったんですね(笑) 

多田

ありました、ありましたね。

谷津

でも、その時、「今辞めるのではなくて、運営部の皆でもっとサポート体制を築けばいい話なんだから」って言われて。「俺は、お前の退職届、破りたい!」とか言われて(笑)

■「だって困っているんでしょ、俺にも何かさせてくれよ」

――ドラマみたいですね!

多田

自分も運営部に来たばかりだったんですよ。「俺、谷津さんのために何もやってないよ」「こんなの受け取れねぇよ」ってなったんですよ。「俺にも何かさせてくれよ」「だって困っているんでしょ」って。

新入社員が谷津さんの二番手としていて、その子も「私も辞めたい」って言っているような時期だったんですよね。毎年毎年4月5月くらいになると、その子たちも「ちょっと無理かも」とか言っていて。谷津さんもまた不安になりますよね。苦しかったと思います。その子も1年続くかわからない、っていう、ずっとそういう不安を抱えながらやっていくくらいなら、そんなやり方は、もう辞めちゃおうよ、って。「いっそ、谷津さんの望む働き方で機能するお店を作った方がいいじゃん!」っていう話を何度もしたんですよね。「それに必要なことは皆でやるから、サポートさせてくれよ!」って。それで、なんとなく残ってくれたって感じだよね。

谷津

なんとなくじゃないですよ(笑)

一同

(笑)

谷津

でも本当にいろいろな話を聞いてもらったし、店のキャストさんにもいろいろな話をしました。実際に、こちらから発信することで、すごく働きやすくなりますね。それこそ子育て、孫育てをしているキャストさんが多いので、「じゃぁ、私、これやるよ」とか、「こっちはこれやっておくから」とか言ってくれて、協力してくれたんですね。

――ターニングポイントを作った人なんですね。言語化するのって、結構大変ですよね。特に日本の文化って、察し合う傾向にありがちなので、「なんかダメなんじゃないか」とか、「店長なのに…って思われているんじゃないか」とか、思い込んで辛くなっちゃう部分ってありますよね。でも、谷津さんご自身が「無理」っていうのを言語化したら、「じゃぁ、できることをやるよ」って言語化して返してくれる人がいた、ってことですよね。それはとても大きいターニングポイントだと思います。

谷津

そうですね。部長もそうですし、キャストさんもそうですし、会社もそうでした。「何が必要なの?」「どうしたらいいか言って」って訊いてくれたんですよね。

多田

わからないんですよね、こっちも。何をしたら彼女たちのためになるのか、とか。林さんにしても、どんなことを会社がしてあげられたら、外国出身の彼らは働きやすくなるのか、とかね。彼以外にも増えましたけど、外国人の皆も言ってくれないと分からないですもんね。もしかしたら、こちらがよかれと思ってやったことが、逆に負担になっている可能性だってあるわけですからね。

――そうですよね。ありがちですよね。「欲しいのはそれじゃないんだけど」「そこじゃないんだけど」っていうね(笑)

多田

そんな押し付けいらないよ、ってね(笑)

■「外国人だから」と会社に特別扱いされるのは嫌。日本人と同じように働いていく

――ちょうど今、話にあがったわけですが、グローバルっていう観点でもお話しを伺いたいと思います。「外国人」っていう属性として、この会社の働きやすさっていうのはどうですか?

自分の中では、中国人だから日本人と違う働き方でいこう、とは思ってないんです。もし会社が海外に進出することになったら、絶対に自分が行きたいって思うんですが、まず今は、自分は日本の従業員と同じように働いていかないといけないっていうのは、自分の中で明確に思っています。「外国人だから」と会社に特別扱いされるのは嫌なんですよ。

外国人だからインバウンド対応が得意だろう、外国人が多い店舗に行かされる、とか、そういうのもやってほしくないんです。

――なるほど、そういう話も伝えていかないといけないですね。私も自戒を込めてですけど、「外国出身の方に、外国人のお客様対応をお願いした方がよさそう」って思ってしまいがちだと思います。

ちょっと話は変わってしまうかもしれないんですけど、新入社員の後輩の女性が、妊娠したんですね。今、産休と育休を取っています。彼女は新入社員でしたけど、新入社員に対しても、理解を示して、状況に合わせた対応をしてくれるのはいいな、と思いました。

自分自身も、昨年、娘が生まれたんですが、嫁が中国に戻って出産したんです。いよいよ生まれるってなった頃、上司と話して、2週間の休みをもらったんです。中国に帰らなければいけないっていう自分の事情と要望をきちんと聞いてくれる会社の雰囲気には、働きやすいと感じていますね。

■私はお店が好きだから、だからこそ、基本的なところをちゃんと徹底していきたい

――ここまで会社のいい面をメインにお伺いしてきたのですが、この会社の課題ってありますか? 「もっと、こういう風だったらいいのにな」っていうものは?

多田

いっぱいあるよね(笑)

――まぁ、なかったら、成長も止まっちゃいますしね(笑) 北出さんは、どうですか?

北出

私は一年目なので、全部が見れているわけではないんですけど…。全店で同じようにするっていうのは難しいのはわかっているんですけど、それぞれのお店に独自のルールが多くある気がするんです。だから、転勤した際にギャップを抱えている先輩社員もいらっしゃるようなので、そういうのを改善していけたらいいのにな、って思います。マニュアルや管理の方法とかも、ちゃんとどの店でも徹底できたらいいな、って思います。店舗店舗によって、やり方が違う部分もあるんです。例えば、食品の管理や清掃の仕方についても、ちゃんとやっている店ももちろんあるんですけど、「チェックされる前だけやる」っていう店もある気がするんです。

多田

良くないけど、業界あるあるのひとつだよね(苦笑)

北出

そういうのを、ちゃんと徹底させたいなって思います。そういうのって、いつか大きな問題につながってしまうことがある気がするんですね。

――端っこじゃなくて、結構ちゃんといろいろと見ていますね!

北出

メニューも「もうちょっとこうだったらいいのに」とか、この特別メニューは店でやることを考えているのかな、とか。キャストさんが不満を抱えてしまうこともあるので、現場の状況を踏まえた仕組みづくりというか、店舗と本部のそういうところの連携がもっとしっかり取れていけたらいいな、って思いますね。

――しっかりしていらっしゃる!

一同

ねぇ!

北出

私はうちの会社のお店が好きなので、もっと持続してほしいですし、関東にはまだ店舗が少ないので、もっと出店してほしいなって思うのもあります。だからこそ、先ほど話したようなところが改善されていかないと、売上も伸びないし、お客様も増えないし、ファンが増えないとお店って続いていかないと思うので、そういうところをしっかりしていきたいと思いますね。

■ITのスキルや技術を持った人が入ってきてくれたら何かがまた変わるかも

――皆さんにお伺いしますが、今後、こういう人が業界、会社に入ってきてくれたらいいな、っていう人材像ってあります?

北出

もっとシステムに強い人が来てくれたら嬉しいですね。人が不足している部分があるので、情報系に強い人が入ってくると、少し変わってくると思うんです。例えば、チェーン店の寿司屋さんって、すでに人がオーダーを取らなくても、機械が対応してくれる店が増えていますよね?

――確かに、増えてきていますね。

北出

人が足りなくなってきている今だから、人を少なくしても運営できる現場って増えていると思うんですね。お会計のレジも今は人がおつりを出して渡していますけど、スーパーマーケットではおつりが自動的に出てくるところもあります。そういう部分は、もっと積極的に取り入れていくといいんじゃないかな、って思います。

他にも、SNSを駆使して、情報発信をする仕組みを得意とする人が増えたら、また何かが変わるのかな、っていうのも思いますね。

高柳

IT関連は、私も北出さんの言うことが分かります。今の若い世代って、そういうものに触れあっている人が多いし、当たり前にITを使いこなす人が多いので、自然とそういう分野に詳しい子も多くなっていると思うんです。だから、おのずと機械化は進んでいくと思いますね。

あとは、飲食店の店長って、体育会系で、部活やっていたような人の方がふさわしいんじゃないか、っていうイメージがあるような気がするんです。でも、実際は、下りてきた仕事を淡々とこなす事務仕事も多いんです。だから、必ずしも元気で明るい子、じゃなくても、いいと思うんですよね。淡々と冷静に、やるべきこと、やるべき仕事をこなしていく人も必要だって感じます。「店長やお店で働く人は体育会系」っていうイメージを払拭してもいいのかな、って思います。

――先ほど、お伺いしたので私、知っているんですけど、今、それを語っている高柳さんが空手部出身っていうのが面白いですね(笑)

一同

(笑)

高柳

私は事務の仕事に苦労しているタイプです(笑)

■店舗の運営ってシミュレーションゲームみたい。ゲームが得意な人は、店長に向いているかも?

――谷津さんはいかがでしょう?

谷津

私はゲームが好きな人が向いているんじゃないかな、って思うんですよね。

お、僕、ゲームやるよ。

谷津

お店の運営って、ゲームみたいじゃない? ここに人を配置して、こう動いてもらったら、売上達成できるんじゃないか、って。シミュレーションゲームみたいな感じ。チェスって、私はやったことはないんですけど、そういうイメージで店舗運営ってしたら、面白いんじゃないかな、って思うんですよね。

私自身は何一つゲームをクリアできたことはないんですけど、きっとゲームが得意な人が、その感性で仕事ができれば、面白い人の動かし方、面白い業務の進め方ができて、新しい楽しいやり方ができるんじゃないかなって思います。既存の考え方とは別のところで活躍ができるんじゃないかな、って思うんですよね。

僕は同期よりも少し年が上なので、「皆、若いな」って見ているんですけど(笑)、、心が弱いなって思うんですね。すぐに落ち込んでしまうし、すぐに凹んでしまう。だからこそ、日本人は注意する時に、褒めてから指摘するっていう順番を取るんだと思うんですけど、僕はストレートに言った方がいいと思っている部分もあるので、心が強い人がもっと増えたらいいなって思いますね。失敗を恐れない人が必要じゃないかなって思うんです。

僕自身も会社に入った時、「上司は僕のこと、嫌いなのかな」って思うくらいに、厳しかったんですね。毎日、本当によく怒られた。自分が沢山ミスして、失敗して、怒られて、でも、心折れずに頑張れてきて良かった、って思うんです。

まぁ、そんなことを言っている僕も、一度、退職届を出したことがあるんですけどね(笑) 引き止めてもらって、今の自分があるんですけど。

――へぇー、そうなんだ!

そう(笑) でもいろいろな人の話を聞いたり、様子を見ていたりすると、誤解していたり、思い込んでしまったりするんですね。そんなんで辞めてしまうのはもったいないと思うんです。仕事を続けていったら、成長できると思いますしね。もっと心を強く持って、簡単に辞めないメンタルが必要だと思います。

■いろいろな視点を持った人たちと働けるようになると、もっと会社が変わってくると思う

――多田さんはいかがですか? やっぱり、「この仕事が好き」ってストレートに言う人が欲しいですか?

多田

そうですね、それが根本だな、とは思うんですけど…きっかけはなんでもいいと思うんですよ。調理が好き、接客が好き…なんでもいいと思うんです。それこそ北出さんみたいに、「ここの店が好きだから、ここで働きたい」っていうのもいいと思うんです。何か「いいよね」って思うものを一つ持って入社してほしいって思います。

過去の社長をたどると、物販から来た社長もいますし、うちの会社で管理本部をやっていたような社長もいます。そうやって、いろんなタイプの経営層が増えないとダメだなっていうのも思うんですね。職人だけやってきたような社長でもダメなんだと思います。海外から、っていうのもそうですけど、いろいろな視点を持った人材が増えたらいいなって思います。これは社長だけじゃなく、役員や新入社員もそうです。その中で、「ここが好きだから、イオンイーハートで働きたいと思ったんです」っていうのを、何かひとつでいいので、感じて、持って入ってきてほしいですよね。

――なるほど。様々な視点が必要、ということですね。

多田

頭でっかちなんですよ、うちって(笑) さきほどの働き方うんぬんの話もそうですけど、やっぱり頭から入っちゃって、その中で、現場は「どうしたらいいんだろう」「難しいよね」っていろいろ考えて、「そんなんだったら、1時間でも働ける人を取るしかないじゃん」って感じで社内が変わってきたんだと思うんですね。もしかしたら、それって渡辺さんは「いろいろな施策が進んでいる」と思われるかもしれないんですが、こっちからしたら、やらざるを得ないっていうのが正直なところなんですよね。「法律ができました」「ルールができました」っていうのが先に来て、「じゃぁ、どうする? どうしたらいい?」っていうのが常です。現場はいつも「どうしたらいいんだろう、どうしたらいいんだろう」の繰り返しなんですよね。

でも、一方で、良くも悪くも、そういう土俵に立たないとできないことっていっぱいあると思うんです。そういう時代になったからこそ、変えていける部分があるというか。だから同じように、「店長の働き方なんてどうでもいいんだ」ってなってしまったら、次はないと思うんです。「店長の働き方がそれじゃダメなんだよ」って言われて初めて、新しいやり方を模索するというか、現状を見直すというか、そういうことができるようになっていく。そんな時にこそ、いろいろな視点を持っている、いろいろな業界出身の人たちと働けるようになると、もっと会社が変わってくるのかなぁ…なんてことを考えています。

■日々、働く中で感じる「自分らしい」瞬間とは

――最後の質問です。皆さんが、働く中で、「自分らしい」って思うことって、どんなことですか?

高柳

自分で目標を立てて、「今はこれをやる」って言うのを決めて、ガーッと頑張るのが自分らしいかな、って思う。自分でもなんだかんだ、それが自分らしいと思いますし、周りからも「高柳さんらしいね」って言われます。

谷津

私は、やっぱり、何か達成したい目標があった時、皆で盛り上がっていて、私も「わー」って大きな声を出している時が、自分らしいかな、って思いますね。

あと…、店長として働く中で、一緒に働くメンバーの皆がそれぞれ与えられた役割について、「私、役割をまっとうできたわ、果たしたわ」っていう表情をしているのを見るのが嬉しいですね。「あー、私、今日、こういう人員配置にしてよかった」「私の作戦、成功!」って思えて。そんな日の夜は、ビールを美味しく飲めますね(笑)

――仕事の後の一杯は格別ですよね!(笑)

僕は、どんなに周りにダメって言われても、自分がやるって決めたらやるところが、自分らしいと思います。

新入社員の時に、同期の中で誰が一番、ドリンクを売れるか競うっていうドリンクコンペがあったんですね。でも、当時の店長はあまり興味がなかったみたいなんです。僕が決めたことと店長の育成方針が合わなかったようで、店長に「うちの店では無理だよ」「そんなことに時間を費やしても、意味ないよ」って言われて。それでも、「やらせてください」って粘ったんです。散々、店長から叱られていたけど、でもやり通した。結局、コンペには勝てなかったけど、でも、自分では「〇人にドリンクを売る!」って決めて、それは達成できて、やっぱりやってよかったな、って思います。

――多田さんはいかがでしょう?

多田

店長にせよ、キャストさんにせよ、皆と話をしている時が、一番自分らしい瞬間かな、って思いますね。そうして日々、自分らしく部下やキャストの皆と接していて、「あぁ、正直に接しておいて良かったな」って思うのは、「部長~」って何か話を持ってきてくれる時、求められる時ですね。日々のコミュニケーションがあってよかった、というか。

あと、うちの運営部では、繁忙の度に売上を更新している店舗が多いんですよ。それはやっぱり皆が「ここまでできるようになったんだから、次は、もっと上を目指そう」っていう気持ちをもって、今は何をするべきか、教育はどうするのがいいかって、会議の度に話し合っているからだと思うんですね。そういうのを話し合って、伝え合って、それが結果につながっていくのを見ると、「あー、やっていて良かった」って思いますね。

――日ごろのコミュニケーションとか、気づかいとか、きっとそういうものが成果に繋がっていくんでしょうね。素敵です。なかなかできないこと、ついないがしろにしてしまいがちなことですけど、大事ですよね。

多田

まぁ、俺が喋るのが好きなだけですけどね(笑)

■「店のために何ができるか」を常に考えて、動いているのが、自分らしいかな

――北出さんはいかがですか?

北出

自分の中で、「店のために何ができるか」を常に考えて、動いているのが、自分らしいのかな、って思います。それは周りの人に目に見えてわからなくてもいいんです。でも、例えば、分析表を自分なりに作って、キャストさんに渡して、「もう少し、こうやってみませんか?」って伝えてみたり。外国人のお客さまがいらした時に困らないように、英語のカンペを作って置いておいたり。「これ、使っていいよ」って差し出したり。自分が研修に行って学んだ食材のこととかを新聞みたいにして作って、「これ、皆で見てね」って配布して、食材の大切さを共有したり。「こういうことをいたら、もっとよくなるんじゃないかな」って店のことを考えて、自分でやっていくのが好きですね。

――私、北出さんの素晴らしいところは、考えたり、アイディアを出したりするだけじゃなくて、行動につなげている点だと思います。なかなか、できないことだと思うんですよね。

多田

本当に店が好きなんだろうなっていうのが分かるよね、話を聞いているとね。

――嬉しいですよね。今日、私も座談会に参加させていただいて、皆さんが「自分らしい」って思える仕事に就かれていることを、嬉しく思いました。さらなる売上達成、いい店舗づくり、応援しています!

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