企業と自分をつなぐ ―「志望動機」と「自己PR」を効果的に伝える方法(3)
■自分の姿と企業の姿を組み合わせる
「企業の正確な姿」と「自分の正確な姿」を把握できたら、企業と自分をつなぎ合わせてみましょう。
それが、志望動機と自己PRになります。
具体的には、
志望動機
→「その企業の優れている/好きな部分」+「自分のやりたいこと」
自己PR
→「自分の優れている部分(withエピソード)」+「その企業が求めていること」
という感じです。
それでは、どのようにつなげたら自分の「志望動機」と
「自己PR」が企業にわかりやすく伝わるのか、その効果的な方法をご紹介します。
■「自分の志望する仕事」と「企業が求めている仕事」のギャップを埋める
志望動機では、自分がどういったことに関心があり、
それがその企業でどのように実現できるのか、ということを具体的に述べます。
その際、
「私は~であり、御社は~であるので、御社で~をしたいと思い、
志望しました。将来は~をしたいです」
という流れで説明すると、スムースです。
例えば、大手の電機メーカーから内定を得たTさんは、
自分の卒論テーマやサークル活動を通じて感じた
「多様な人々が住むこの世界を根底から支えたい!」という思いに対し、
その企業が世界中のインフラ事業を行っていること、
また、人事制度からあらゆる差別をなくそうとする動きが活発で、
従業員に多様なライフスタイルを送ってもらおうという風土が強いこと、
これらを組み合わせて志望動機としました。
このように、企業研究を十分に行っていれば、
「自分の志望する仕事内容」と「企業が求めている仕事内容」のギャップを埋めることができ、
内定の確率が上がるだけでなく、入社後に会社が合わず辞めてしまう、
というリスクも避けることにもつながります。