「企業に自分のどの部分を魅せるとよいかを考える」 矢部さんのインタビュー(後編) ―先輩の就活体験記(7)
矢部さん(仮名)のインタビュー記事の後半をご紹介いたします。
前編はこちら
■客観的視点=企業側の視点
過去を振り返り、改めて自分を見つめ直す。
目に見える形として文字にする中で、重要なことは、客観性を意識することです。
頭をよりクリアにし、自分を客観的に把握していくのです。
自分を客観的に見ることは、就職活動をする際にはとても重要です。
なぜなら、客観的視点こそが企業側の視点だからです。
就職活動でアピールすべき相手は面接者です。
自分をよく知る家族や友人ではありません。
自分がどんな人間で、会社に入って何がやりたいのか、どんな働き方をしたいのか、
そして、会社のために何ができるのか、といったことを、
相手にわかりやすく説明するためには、客観的視点が不可欠になります。
■面接では、自分の「らしく」をどう魅せるかがポイント!
面接者は複数人いて、それぞれに視点は異なります。
企業や業界によっても評価の仕方や見方が異なります。
面接では「自分」を偽る必要はありません。
ただ「自分の見せ方(魅せ方)」を企業や業界、面接者に合わせればいいのです。
また、自分の「らしく」をすべてアピールする必要もありません。
業界や仕事への意欲を語った後に、「なぜ、自社で働きたいのか」と聞かれた時に、
「私は 皆で意見を出し合って、プロジェクトを進めること が好きです。
説明会で、御社の社員の皆さんが、日々、議論しながら商品開発をしている、
プロジェクトが終わった後には、打ち上げをしてねぎらう、という話を聞いて、
私もそういう職場で働きたいと感じました」と付け加えてみる。
それも面接者のタイプによっては、十分な志望動機になると、私は思っていました。
■「私は_________です・ます」はよい題材だった
「この企業には自分をどのように見せればいいだろう」と
客観的視点を持ち、考えながら就職活動を進めることが、
自分らしく働ける会社からの内定獲得へのひとつの道であると思います。
前編の「私は_________です・ます。」の説明文の作成は、
客観的に自分を見つめなおす練習としても、
自分のどの部分を魅せるかを考える練習としても、とてもよい題材だったと思います。
(就職活動を終え、社会人になった今でも、たまにやっています!)
是非、みなさんも試してみてくださいね。
就職活動、心から応援しています。