「私は___です」をひたすら洗い出す 矢部さんのインタビュー(前編) —先輩の就活体験記(6)
今回は、学生の頃から様々なことにアクティブに挑戦し、活動していたという、
矢部さん(仮名)にインタビューをしました。
そのインタビュー記事の前半をご紹介いたします。
(前半)■自分を客観的に見るためにしたこと
■自分の「らしく」を見つける
(後半)■客観的視点=企業側の視点
■自分を客観的に見るためにしたこと
私は、就職活動を始めたばかりの頃や就職活動に迷ったときは、
高校時代に授業の中で与えられたある課題をやるようにしていました。
それは、「名前や肩書を使わず、一文で自分を説明する」というものです。
「私は_________です・ます。」という文章の下線部を埋めていくのです。
例えば、
「私は 初めて会う人とも人見知りせず話すことができ ます。」
「私は リーダーとなって組織を運営することが多かった です。」
「私は 高校生の頃から東南アジアで海外ボランティアをやってい ます。」
これを箇条書きで、出来るだけ多く書き出します。
簡単なように思えて、これが意外に難しいのです。
言葉にしながら、自分はこんなことを考えていたのかと驚いたことも多々あります。
これらは、私にとっての自己分析の土台となり、
志望業界や「やりたいこと」を明確にする材料になりました。
■自分の「らしく」を見つける
もうひとつ、この穴埋めのやり方でオススメなのが、
「私は____が好きです」「私は____が苦手です」
という文章の下線部を埋めていくことです。
例えば、私の場合は、
「私は 皆で意見を出し合って、プロジェクトを進めること が好きです」
「私は ひとりで黙々と作業を続けるのが 苦手です」
「私は 週末も職場のメンバーとプライベートを共有すること が好きです」
「私は 仕事は仕事で真面目にやりたいので、慣れ合いになってしまうこと が苦手です」
こんな風にすると、自分の「らしく」が見つかってきます。
自分の「らしく」が分かってくると、就職活動が楽しくなってきます。
「私のらしさを受け入れてくれそうな会社や職場はあるかな?」
そんな気持ちで就職活動で説明会に行ったり、面接に行ったりすると、
会社探しも仕事探しも、ちょっと楽しくなりますよね。
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「企業に自分のどの部分を魅せるとよいかを考える」 矢部さんのインタビュー(後編) ―先輩の就活体験記(7)