「就活は孤独だった」 古瀬さんのインタビュー(前編) ―先輩の就活体験記(2)

今回は、大学時代に物理を選考していた古瀬さん(仮名)にインタビューをしました。
そのインタビュー記事の前半をご紹介いたします。

(前半)■孤独だった就職活動
    ■転機は説明会で言われた一言
    ■自分の欲しい情報は自分から取りに行く

(後半)■インターネットで得た情報をどう活用するか
    ■自分の言葉で言語化することの大切さ

■孤独だった就職活動

私の就職活動は孤独でした。
私は大学で物理を専攻しているせいか友人は全員大学院への進学を希望していましたし、
サークルや部活動にも所属していなかったので話を聞ける先輩もいませんでした。

そのため就職活動の情報の仕入れ先はインターネットと大学で開催されるセミナーだけ…
という状況でした。

一人で地道にインターネットで情報を収集し、その度に、
「スーツを買わないといけないらしい」、
「履歴書には自己PR欄があるらしい」と、
「らしい」「らしい」でやらなければいけないことを知っていった…という感じでした。

■転機は説明会で言われた一言

しかしある企業の説明会に訪れたとき、
「情報を与えられるのを待っていないで自分の足を使って情報をつかみに行け」
という一言が耳に入ってきたんです。

その説明会ではスクリーンも配布物もなく単純に話を聞くという形式でした。
そこで、司会を担当していた社員の方がこう言ったんです。

「君たちは情報を与えられることに慣れている。
自分の欲しい情報は自分の手を動かして持って帰ってください」って。

何も考えずにただ参加していただけの私は、
自分の欠点を不意につかれたような気分になりました。
「これは自分のスタンスを変えた方がいいぞ、変えなくちゃ」と思ったんです。

■自分の欲しい情報は自分から取りに行く

それ以降の就職活動はとにかく多くの会社説明会に参加し、
説明会終了後に社員の方に声をかけて、個別にお話をさせてもらうようにしました。

「では、以上で説明会は終わりです」と司会の方がおっしゃった後、
就活生の多くは、ぞろぞろ会場を後にしてしまうのですが、
私は一人残って、「すみません、少しお時間をいただけないでしょうか」と、
ダメ元で声をかけるようにしたんです。
勇気は必要でしたけどね(笑)

でも、多くの場合、「いいですよ」と時間を割いてもらうことができました。
直接、社会人の方から情報を得られる状況を作って、
業界の動向、会社ごとの仕事観の違い、時には自己PRのポイントや求める人材像まで、
様々な情報を仕入れることができました。

これは結果的に、就職活動にとても役に立ったと思います。

インタビューの後半はこちら↓
「情報をまとめてみることの大切さ」 古瀬さんのインタビュー(後編) ―先輩の就活体験記(3)