なかなか面接を通過できない就活生の特徴とは? ―選考に落ちてしまった時に読むコラム(5)

今回は、人事採用担当として、多いときは半年間で約2千人の就活生と面接をした経験のある
吉池さん(仮名)に「どのような就活生が多いのか」をお伺いしました。
吉池さんの話からちょっと自分の立ち振る舞いを振り返ってみてください。

■質問に答えない就活生は、案外多い

最も多いと感じるのは「素直に質問に答えない」就活生です。
彼らとの会話の一例をご紹介します。

(例1)
面接官:「学生時代に最も力を入れたことを教えてください」
就活生:「演劇部に所属していました。人に感動を与えるのがモットーです」

(例2)
面接官:「それでは、簡単に自己PRをお願いします」
就活生:「テニスサークルでキャプテンをしていました」

(例3)
面接官:「うちの会社を受けようと思ったのは、なぜですか?」
就活生:「接客アルバイトの経験から、営業に向いていると思いました」

どうでしょうか。周りと会話をしていて、思い当たる節はありませんか?

■会話として噛み合っていない

結論から言うと、この3つは会話として噛み合っていません。

(例1)で面接官が聞きたいのは、読んで字のごとく「学生時代に何に力を入れたか」であって、
「何部に所属していたか」でも、「何がモットーか」でもありません。
この場合の回答はシンプルに「演劇です」と言えば十分なのです。

なぜならば「演劇です」という回答があれば、
次に「なぜ、演劇に力を注いだのですか?」という質問ができるからです。

同様に(例2)では、自己PRをお願いしているのに、所属や役割を答えています。

(例3)では、企業への志望動機ではなく、営業という職種への就業動機を回答してしまっています。

これは英語で言えば、5W1Hの質問に対して、Yes/Noで答えるのと似ています。
面接官として「・・・そんなこと聞いてないのにな」と思うこともしばしばです。

「まさか、そんな受け答えはしないだろう」「自分は大丈夫だろう」
と感じる方もいるかもしれませんが、これが案外やってしまうものなのです。

■面接官の意図を正確に理解しよう

「自己PR」と言われたら、
学生時代の経験から自分が誇れるエピソードを、簡潔に述べることが求められています。
「志望動機」を聞かれたら、”職種への興味”や”業界への志望動機”ではなく、
自分なりに調べた範囲で企業の特徴や他社との違いを述べることが求められています。

「あれも言わなきゃ、これも伝えなきゃ」と言いたいことで頭の中が一杯では、
面接官とまともな対話はできません。

面接官が何を聞きたがっているのか、なぜその質問をしているのか。
まずは、その意図をつかむことが大切です。

面接で落とされてしまうことが多いと感じたら、
自分は面接官の聞きたいことに答えているか、ぜひ振り返ってみてください。

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視野を広げる ―選考に落ちてしまった時に読むコラム(6)

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