転勤ってどうですか? ―先輩たちが抱いていた不安シリーズ(13)

「転勤」と聞くと、とかくマイナスイメージが浮かびがちなものですが、
社会人の先輩は転勤についてどんな考えを持っているのでしょうか。
今回は、転勤を経験したある先輩の声を聞いてみました。

■転勤? よくわからない

世の中には「転勤は出世コース」のような話もあれば、「左遷」という話もあるため、
キャリアにおける「転勤」の意味は、いまひとつよくわからないと思っていました。

個人的には、以前からポジティブに捉えていた方だと思います。
私は営業職ということもあり、地方でのビジネスに興味があったからです。

■やった! でも今か…

転勤を伴う異動の通達があった時は、「やったー! 地方で勉強できる!」
と思うほど、うれしかったです。

今の会社に転職する前の職場では、志願しても女性の転勤が認められない文化だったので、
「女性でも行かせてくれるなんて、良い会社だ」と思いましたね。
ただ、ちょうどその時に婚約していたので、転勤はうれしいけれど、
「よりによって今なのか…、調整が面倒だな」という気持ちもありました。

■引っ越しに一苦労

転勤時期が暦の上でも引っ越しの最繁忙期だったため、業者選びには苦労しました。

寒冷地への転勤ということで、首都圏との気温差が激しく、
生活必需品への出費が嵩んだのが痛かったですね。
住環境を想像できず、物件探しに戸惑うことが多かった記憶があります。

■支社ならではの面白さ

前任者が辞めたポジションへの異動ではなかったので、
業務の引継ぎは比較的気楽に行えました。

支社での仕事は、首都圏以上に担当エリアへの影響が大きかったため、
施策と売り上げの因果関係が面白かったですね。
転勤したことによって、仕事へのモチベーションが下がるようなことはありませんでした。

■メリットとデメリット

転勤すると、仕事の上で新たな「引き出し」をつくれます。これは大きなメリットです。

ただ、本社に情報が集中しがちな企業は、一時的に情報に疎くなるかもしれません。
本社では自然に入ってきていた情報を、意識的に取りに行かなければ手に入らなくなるのが、
転勤に伴って地方勤務となった場合のデメリットだと感じました。

■出張だけでは得られない経験。また転勤したい

地方拠点である小規模な支社への転勤だったため、
自分自身の重要性が増したと感じました。
結果への影響度も大きくなり、やりがいもありましたね。

出張だけではわからないことも多く、もし将来複数の営業拠点を見る立場になるとすれば、
複数エリアで腰を据えた勤務経験は不可欠だと思います。

プライベートでは、趣味である食べ物について
現地に入り込んで満喫できたので、非常に楽しかったです。
生活拠点を移すという手間はかかりますが、それを差し引いてもまた転勤したいと思っています。

■海外への転勤、海外で働くこと

海外勤務の経験者にも話を聞いてみました。

もし日本のシステムに息苦しさを感じているなら、
そこから抜け出せるのは大きなメリットだと思います。
海外では、若いうちから比較的大きな仕事を任せられるケースも多いですからね。

ただ、早くから海外に出て現地になじんでしまうと、
帰国してから仕事にならない場合もあります。
日本で若手の多くが学んでいる基礎ではなく、
現地のスタンダードが身についてしまっているからです。

いずれは日本に戻って仕事をしたいと考えているのであれば、
ビジネスの基礎を学んでから海外に羽ばたくのがよいのかもしれません。

就活が進むにつれて、転勤について考える機会があるかもしれません。
そんなときの参考にしていただければと思います。

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