職場へのカミングアウトは必要なのか? -LGBTの就活を考える(3)

2017年秋現在、LGBTのための就活セミナーや相談会の情報も、
ちらほら見かけるようになりました。
インターネット上では、専用の就活支援サイトも立ち上がっています。
自社のホームページで、LGBTへの偏見や差別をしないことを宣言している会社もあります。
以前に比べて、LGBTの人も、自分らしく就活をしやすくなっているのではないでしょうか。

このコラムでは、「職場でカミングアウトすること」について考えていきます。

■職場へのカミングアウトは必要なのか?

よく「職場でカミングアウトするべきかどうか」という相談を受けます。
…とても難しい課題だと私は感じています。

LGBTであることを、受け止めてくれるかどうかは、
周囲のメンバーの経験や知識、理解度によって状況はまったく異なるからです。
「よくわからない」「受け入れられない」という価値観の人もいるでしょう。
こればかりは、自分を信じて、打ち明けるかどうかを検討する必要がありそうです。

また、LGBTの中には、職場は仕事をする場であって、
わざわざ自身の性について話す必要がない、というスタンスをとる人もいます。
無理にカミングアウトを薦めることはハラスメントになりますし、
勝手に言いふらしてしまうことはアウティングといって、とても危険です。

LGBTをカミングアウトするかどうかは、一人ひとりの選択肢なのです。
だから、私は勝手にオススメもできないし、しない方がいいともアドバイスできません。

でも、カミングアウトできるだろうか、と悩むLGBTの就活生に伝えたいことは、
社会には、味方になってくれる人が多いことも事実だということです。

現に私が同僚や先輩、ときには社外の関係者にカミングアウトしてきましたが、
多くの人が「学生時代にゲイの友達がいた」「知り合いにトランスジェンダーがいる」など、
私に対して、いろいろな話を打ち明け返してくれました。

「何かあったら、いつでも言ってね」と言ってくれた同僚の存在は、
私を大きく勇気づけました。

次の記事はこちら↓
世の中は変わっていく、変えていける -LGBTの就活を考える(4)

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