数字から企業を観るポイント ―企業選びのポイント(6)
会社の選び方のひとつとして、「数字から企業を観るポイント」をお伝えしたいと思います。
■ポイント1 全社員数に対する新入社員の割合
全社員数に対する採用人数の割合を同じ業種の企業と比べてみて
・割合が高い
→倍率の面では入りやすい?
離職率が高いかも?
・割合が低い
→競争率は高い/少数精鋭主義?
入社後の指導は懇切丁寧かも?
■ポイント2 社員一人当たりの利益率
総売上金額÷総社員数=社員一人当たりの売上金額
利益金額÷総社員数=社員一人当たりの利益金額
売上とは、単純に商品・サービスが売れた総額を指し
利益とは、売上から経費(人件費・原材料費など)を差し引いた「儲け」を指します。
→業界が異なるとモノの「単価」が異なります。
単純には比較しにくいので、このあたりも検討材料になります。
■ポイント3 キャリアパス
最短で役職が付く年齢は何歳か?
→職位が細かく存在する会社と、そうでない会社があります。
例えば「課長」という役職に若くしてなれる可能性がある組織か、
かなりの年数を必要とする組織か。
役職(肩書き)=権限です。
かつて、その企業にいて、独立・起業した人が多いか少ないか
→将来、起業を考えている人は重要視すべきポイントでしょう。
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企業選びのコツは「自分を信じる」こと ―企業選びのポイント(7)