会社に勤める安心感 ―働く女性のリアルボイス特集(5)

デザイナーの江藤さん(仮名)は、産休・育休から復帰して、現在は短時間勤務中です。

「就活の時には『有名なデザイナーになりたい』という大きな夢があったので、
仕事は頑張りたいと思っていました。
でも、実際の現場では仕事量が多く残業が続いて、
体力的にも大変な状態になってしまったんです。
それで、もう夢を追うのはいいかな、と」

デザイナーは、フリーランスとして独立する人も多い職業です。
かつては江藤さんも独立して、自分の技術と才能で生きていくことを考えました。
でも今は、会社に勤めている安心感が、実はとても大事だと語ります。

■会社に勤めることのメリット

生涯独身もありえると思って働き続けていた江藤さんですが、
結婚・出産を経て会社勤めにメリットを感じられるようになったそうです。

「会社は社員を優しく扱ってくれる場所だなと思います。
私の周りにいるフリーランスの人を見ていると、何かあった時、助けてくれる人がいません。
よくも悪くも、自分で生きていかなければいけない環境です。
私は組織に所属しているので、産休中にも制度で守られていると感じることが多かったです」

産休から復帰した今も、子育てと仕事を両立している江藤さんは、
時短勤務制度や、出社時刻を遅らせる制度を利用しています。

また、制度だけでなく、周囲のメンバーの理解と思いやりにも感謝しているそうです。
「子どもが小さいうちは、熱を出しちゃったら、1週間程度休むこともあるよね」
「あまり周りに気を遣いすぎないで」と声をかけてもらっているからこそ、
任された仕事を頑張れる、ということも実感しているそうです。

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