働きやすい職場に改善する ―働く女性のリアルボイス特集(4)

今回、「それもありか!」と思わされたのが、井上さん(仮名)。
まだ、社内に妊娠・出産から復職した事例がなかった時代、井上さんはその第一号になりました。
周りの社員たちも初めてのことに手探りで対応しながら、
ひどいつわりに苛まれる井上さんの姿を見て、「つわり休暇」の導入を検討したそうです。

「『つわり』がきつい人もそうでない人もいる。長く続く人もそうでない人もいる。
全社的に平均年齢も若かったこともあって、
誰も『つわり』そのものへの予備知識がありませんでした。
『つわり』がひどい人は仕事どころではないと聞きますが、
私の場合は結果的に、その後すぐつわりも落ち着いたので、制度の導入にはいたりませんでした。
しかし、皆がそうやって心配して、気づかってくれたことが嬉しかったですね。」

■働きやすい職場を作る

社員も少なくて、ベンチャーっぽかった・・・
そう井上さんは振り返りますが、「制度や風土は、必要であれば検討して、作っていけばいい」
ということに気付かされるエピソードです。

全社的な制度を新設することは難しくても、
部署やチームの中で味方になってくれる同僚や上司がいて、
どうしたら働きやすくなるか、どうしたら楽になれるかを、一緒に考えてくれる職場づくりが、
実は大切なのかもしれません。

井上さんは就活生へのメッセージとして、「就職するなら男女を問わず自立すべき」と語ります。 

「私は夫もいますし、共稼ぎですが、たとえ女性がひとりになっても、
生きていけるようにするのが就職だと思います。
それが働くということだとも思うんです。
この先、ずっと生きていくために、働き続けていくためには、どんな会社がいいのか。
どんな会社で、どんな仕事ができるようになると、自立できるのか。
就活生には、自分の目で見て、情報を精査して、考え、選んでいってほしいと思いますね」

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