最終面接の目的①  ―人事が見ているのは、どこ?(10)

最終面接には、それまでの選考段階でかなり絞りをかけてきた就活生が集められています。
そんな粒ぞろいの就活生の中から誰に内定を出すかを考えるとき、
企業はどのような点を重視して選考を行っているのでしょうか。

■その就活生の「志望度」は本当に高いのか

最終面接で合格となれば、企業はその就活生に内定を出すわけですから、
そのあとで他社に逃げられるという事態は極力避けたいということになります。
したがって、最終面接では「本当にうちに入りたいのか」という志望度が非常に重視されます。

実際にある人事担当者が、
「なぜこの業界を選んだのか、同業他社と比較してなぜこの会社なのか、
という点が自己PRと一本の軸で繋がっている就活生は説得力がある」と話していました。
そのような点を重視して志望動機を構成していくといいでしょう。

■「基本的なマナー」がなっているかどうか

一般的に、最終面接の面接者には、人事部長や執行役員クラス、
中には社長が登場することもあるようです。

したがって、そういう面接者を相手にする際には、
今までよりもさらに礼儀の正しさが重視されることになります。
敬語の使い方に気をつける、謙虚に振舞う、部屋の入り方やお辞儀の仕方を丁寧に行う、
といった「基本的なマナー」について、より一層の注意を払うことが必要です。

また、相手が役員クラスであることもさることながら、
やたらと広い面接室で、面接者との距離がやけに遠かったなど、
最終面接には、これまで以上に緊張してしまう要素がいくつかあります。

そんな状況ですっかり緊張してしまい、いつも通りの対応ができず、
最終面接で落ち続けてしまうという就活生もいるようです。

なので、「最終面接は普段よりも緊張するものだ」と
あらかじめ自分に言い聞かせておき、
ついあがってしまったときに頭が真っ白にならないようにしておくことも有効です。

■最終面接も事前の準備と心構えが大事

これは私の経験からの成功事例ですが、最終面接の前に、
それまで面接の日程を調整してくださっていた人事の担当の方に、
「最終面接って、どういう感じで行われるのですか」と質問をしてみました。

「これまでよりも、広い部屋で、就活生1人対役員3人で面接をします」
「今のところ、社長と副社長が面接をする予定ですよ」
「質問項目は、これまでとそう変わらないから、自信もって答えてもらえたら結構です」
などなど。

あらかじめ情報を仕入れて、想像をして、心の準備をしてきたおかげで、
頭が真っ白になってしまうほどに緊張することはなく、無事に最終面接をクリアしました。

こんな風に、事前に最終面接の様子について聞けるようであれば、
自分から勇気を出して、質問してみるという方法もありますよ。

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