採用面接をする立場になって気づいたこと(前編) ―人事が見ているのは、どこ?(1)

数年前の話にさかのぼりますが、私自身、新卒採用面接をしたことがあります。
実際に担当してみると、自分自身が学生時代に就職活動していたときには
気づかなかったことがいろいろと分かってきます。

今回は、私が採用面接をする立場となって気づいたことを
前編と後編に分けてお伝えしたいと思います。

■第一印象は大きい

実際のところ、面接官は就職希望者と会ってから
5分で(ときには1分程度で)その人の印象を判断します。
それではどのような基準で相手の印象を決めていくのでしょうか。

印象を最も左右するのは初めの印象、第一印象です。
主に以下の二点によって判断されます。

1.動作がきびきびしているかどうか
 ⇒座るとき、立ち上がるとき、
  お辞儀をするときに、もたついていないか

2.表情に前向きさと自信が現れているか
 ⇒緊張していても“笑顔”になろうと努力しているか、
  目はしっかり前をみて向いているか、口元を引き締めているか

■話す内容は具体的で正直なこと

面接では自分を良く見せようと、ついつい立派な発言、
難しい言い回しなどを使おうとする方が多いようです。
それよりも、できる限り具体的で正直に答えていただいた方が評価につながります。

「リーダーシップを発揮しました」「コミュニケーションを心がけました」といった話だけでは、
具体性がないので、その人の人となりは伝わってきません。

例えば、学生時代にサークルに所属していたならば、
「メンバーに困っていることや苦手なことはないか声をかけて、
限られた時間内での練習で効果があるように努めました。」というのはどうでしょう。

体育会系の部活動に所属していたならば、
「道具の調達、保管や手入れはどうしても1年生や2年生に負担がかかるので、
全員の持ち回りにするように仕組みを作り直しました。」など
どのように行動し成果を出したのかが伝えられると良いです。

また、正直に話していることが伝わる人には、自然と好感が持てます。
ただし、何もかも正直に話すことが良いわけではありません。
自分自身を最もアピールできるエピソードを絞り込み、
具体的に話せるようにしっかり準備しておきましょう。

後編はこちら↓
採用面接をする立場になって気づいたこと(後編)