楽しく働いている人に共通すること -自分らしく働く(3)
「自分らしく働く」という言葉。
時に、人は、この言葉をつい自分に都合よく捉えすぎて、
「自分の望み通りに働く」「自分が好きなように働く」と解釈したり、
飛躍して「これこそが良い」「働く者の権利だ」と主張したりします。
でも、「自分らしく働く」ことには、大きな前提が隠れているのです。
「働く」とは「稼ぐ」こと。
「組織で働く」とは「組織に貢献することが求められている」こと。
・・・この前提なくして、「自分らしく働く」ことが
周囲に本当に受け容れられるかというと疑問です。
組織、主に民間企業は利益を出し続ける必要があります。
企業が人を採用するのも、利益を確保するためです。
非営利団体で働くとしても、“成果”は求められるのです。
採用活動を通じて企業は、自組織に利益をもたらす人材、すなわち、
「貢献してくれる人材」を探している。
就活生のみなさんも、働く私たちも、これを忘れてはいけません。
そう、組織は成果を出し、貢献してくれる人材を探しています。
これが大きな前提です。
でも、だからといって、「組織の言いなりになって働かなければいけない」
というわけでもありません。
自分らしく、自分が好きなこと、得意なこと、夢中になれることが、
組織が求める「貢献」と一致する。
自分らしく活躍することが仕事になれば、
働くって、決して苦でもなく、憂鬱でもないですよね。
実は「働くって楽しいよね!」と笑顔で仕事に取り組む人は、
このマッチングを成功させている人なのです。
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大切にしたいものは何かを知っておこう -自分らしく働く(4)