日本で活躍する ―外国人就活生のみなさんへ(2)

■日本に溶け込むために必要なもの

日本に来た外国人には、周りに誰がいるのかも大事です。
自分の周りが母国出身の人ばかりだと、やっぱりマインドを切り替えるのは難しい。
日本人に囲まれている方が、早くなじむし、溶け込めるようになると思います。
ただ、溶け込むまでにそれなりの時間がかかることは確かです。

アドバイスとしては、「自分の強みは何だろう」と考えること。

外国人に強みを訊くと、「明るいこと」「笑顔」と答える人が多いのです。
それはそれで必要であり、大事なことですが、
そこへさらに仕事上の強み、例えば、調整力や知識量を身につける必要があると思います。

だって、壁にぶつかった時、「明るい」「笑顔」は続くかどうかわかりませんからね。
明るい笑顔だけでは、長く日本で活躍するには難しいと思います。

■私なりの日本企業で活躍するための“秘訣”

日本で働く外国人として意識していることといえば、
ちょっと意地悪ですが、求めている意見や回答を引き出すために
「とぼけた」キャラクターを使っています。

短時間で結論を求められているにも関わらず、
日本人同士は空気を読み合うばかりで、
なかなか結論にたどり着けないことがよくあります。

そういう時に「外国人」という立場を戦略的につかって、
話を早く進めさせていることもあるんです。

■日本の職場に慣れるためには、時間はかかるもの

今私が働く職場は、理想の働き方、理想の環境に近いですね。
相談する上司・同僚もいて、手を動かす部下・後輩もいる。

自分はその真ん中にいて、皆がやりたがらない「調整」をやることで、
部署全体の成果をあげていく。仕事しやすいポジションです。

社歴もある程度長いし、周りのメンバーも私のキャラクターを理解していますからね。
周りもうまく「外国人だから」ということを“利用”してくれている部分もあると思います。

もちろんここまで時間はかかりました。時間はかかります。
日本に来たばかりの外国人が、すぐにそうなれるわけではありません。

やっぱり、母国の考え方ややり方に強くこだわっているうちは、
日本の文化の中では浮いてしまうでしょうね。
そこのバランスは大切だと思います。

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