らしくインタビュー⑥「長すぎる」と言われても、ロングインタビュー形式にこだわる理由

こんにちは。らしくの小泉です。
らしくについての渡辺さんへのインタビュー、第6回目です。

※ちなみに、前回のインタビューは<こちら>

今回は、インタビューサービスについて、
渡辺さんご自身のこだわりについてお伺いしました。

――現在のインタビュー記事の文字数は長いもので20,000字近くあります。
とても読みごたえがある一方、「長すぎる」という意見もあるそうですね。
(以下、青い文字がインタビュアーの小泉、黒い文字が渡辺さんの発言です)

そうなんです(苦笑)。
「他社の就職サイトの記事はもっと短いよね。せめて3000字くらいにならないの?」
と言われたこともあります。

3000字程度に要約した方がいいのか、長いままの方がいいのか……。
今のところ、長くても、なるべくそのまま載せているんですけど、
読み手のことを考えるともっと短くした方がいいのかな、
という思いもあり、正直言って答えは出ていません。

逆に、「インタビューされる側にとって、
あれだけ長く深く掘り下げてもらえる機会は滅多にないから、
この長い記事作成こそ、喜んでもらえて、ビジネスになるんじゃない?」
って言ってくれる人もいるんですよね。迷うところです。

――ロングインタビュー形式にしたきっかけのようなものはあったんですか?

どうして長めのインタビュー記事になったかと言うと、元々インタビューをやるなら、
テレビ番組の『徹子の部屋』のスタイルを意識してやろうと思ったからなんです。

私は自身の卒業論文で黒柳徹子さんを題材に調べたくらい、彼女のファンなのですが、
司会の黒柳徹子さんは、あの番組を「編集しないで放送する」というスタイルで
長年、続けていらっしゃるそうなんです。

――そうなんですか、知らなかったです!

普通の収録番組は、話の面白いところをちょいちょいつまんで、
うまく編集でつないで作りますよね。
ところが『徹子の部屋』ではそれをやらない。
登場から流れのままに話をして、時間が来たら、
「じゃあここからCM入ります」って言って、実際に話を一度止める。

黒柳さんが「なるべく編集しないで収録しているからこそ本音が出せる」
っておっしゃっているのを聞いたことがあって、私もそれを目指したいなと思ったんですね。
だからインタビューを文字に起こした時、編集しない分どうしても記事が長くなるんです。

そのまま掲載するかどうかは相手方の会社の判断もあるので、
カットしたり編集したりしている部分が全くないわけではないですが、
ありのままの魅力を発信して伝えたいという思いはあります。

 

――より「本音」が引き出せますもんね。
『徹子の部屋』以外にも、例えばインターネット上の他のサイトと比較することもありますか?

そうですね。他の就職サイトを見ると、
先輩社員の1日の過ごし方とか仕事での失敗談とかがコンパクトにまとめられています。

読みやすいことは読みやすいんですけど、
一方で、その企業の人事や採用担当のフィルターを通した、
洗練された「理想の社員像」になってしまっていると思うんです。
学生の「もっと社員の本音を知りたい」という要望からは
離れて行ってしまっている気がするんですよね。

「色々な仕事があるんですが」と書かれていると、
「その色々って何?」と私は突っ込みたくなってしまうので、
私が実施するインタビューでは、そこもきちんと取り上げたいと思っています。
だから、どうしても長くなってしまうんですけど(笑)。

――そこで差別化しているんですね!
その他にも、心掛けているようなことはありますか?

「らしく」の記事ではなるべく編集をしないようにして、その方の語り口調や、
「そうですねぇ……」と言葉に詰まってしまったような箇所も、文章に活かしています。
そうすることで、文字にならない「行間」から
「その人らしさ」を感じ取ってもらえたら嬉しいです。

――そうですねぇ……。

え…、なんですか、そのリアクション(笑)。
それに、「あぁ、この流れで、この人は、この話題を切り出したんだな」という
会話の展開もリアルに残しておく方が、その人らしさが表に出てくるような気がして。
それを編集の力で何とかする、というのもアリなのかもしれませんが、
私は『徹子の部屋』のポリシーを真似して、
なるべく、その人が語ったままに記事に残していきたいな、と考えています。

長くなるほど読み手の負担が増えることは理解しているんです。
しているんですが、これからもインタビューに応じてくださった方の魅力を削らずに、
言葉を大切に、発信していきたいと思っています。

――渡辺さんの『徹子の部屋』に対する思いがたくさん伝わってきましたね。
本日もありがとうございました!

 

次回のインタビューは<こちら>